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北海道で大規模停電が続く未曾有の事態…。電力供給体制はどうあるべきだったのか

日々のこと

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

改めまして西日本を中心とする台風被害、また北海道地震で被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

関西空港の水没、交通ルート遮断にも本当に驚きましたが、北海道全域における停電、さらに今なお復旧がままならない事態には強い衝撃を覚えています。

需給バランス崩壊、発電所停止の連鎖 初の道内全域停電:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL963FPRL96UTIL027.html

電源の喪失は文字通り命にかかわる事態で、実際にすでにそうした状況も発生しています。これが真冬だったらと思うと、文字通り背筋が凍る思いです…。

原発が停止して以来、ギリギリの供給量で綱渡りな状態が続いていたわけで、すでにネット上を中心に原発や電力供給による論争が巻き起こっています。

泊原発が稼働していれば、北海道電力管内全域の停電は回避出来たのか(2018.9.6作成) – Togetter
https://togetter.com/li/1264108

「原発が動いていれば大停電は起こらなかった」
「いや、動いていればもっと大惨事になったかもしれない」
「そもそも地震大国である日本に原発はやはり危険だ」

etc..

私は東日本大震災の後も「反原発・脱原発」を強く主張してきた立場ではありませんが、ただ災害によって起こった被害や民意を考えれば、

「今後の原発新設は現実的に極めて難しく、段階的に原発は縮小していく方向にならざるを得ないだろう」

という考え方の持ち主です。その「現実的に」「段階的に」という視点から見ると、今なお続く停電被害に複雑な思いがあります。

「原発がなくても電力は十分に足りている」
「自然エネルギー・再生可能エネルギーですぐにでも代替可能」

というのは残念ながら真実ではなかったわけで、少なくともそのあたりは冷静に考える必要があろうかと思います。

今回の停電状況を受けて、自然エネルギーによる分散化を解決策として唱える方もおりますが、ソーラーパネル等が原発にもまして災害に対して脆弱なことを考えると、それは果たして現実的な選択肢なのかどうか…?

ともあれ停電状況について、世耕経産大臣が凄まじい頻度で情報発信をしている姿は、政策や思想信条の違いを超えて素晴らしいと思います。

引き続き、一刻も早い被害からの復旧を祈念するとともに、その後はエネルギー問題についてファクトと数値に基づいた熟議がなされることを願ってやみません。

そして大阪で震災が起きた際のブログでも言及しましたが、家庭の中にも大容量バッテリーを備えておいた方が絶対良い!と改めて。

約1万円と高めですが、Voicyでお話した通り我が家ではこちらが防災グッズに入っています。皆さまもぜひ備蓄の一つに加えてくださいませ。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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