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平昌五輪の視察へは全額自費で行き、コピペの報告書は作りません!!

日々のこと

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

大変お恥ずかしながら、また地方議会の不祥事が世間を賑わせております…。

海外視察に行った岡山県議会議員13名が、ほぼ内容が同じ「コピペ視察報告書」を提出していたという内容です。

誤字・変換ミスまで丁寧に一緒の内容で作成したことで発覚したという、もはや言葉もない呆れた事態です。

もっとも、元から何か疑惑があったから(内部のタレコミかも?)、新聞社も情報公開請求をして調べたのでしょうけども。

真面目にやっている多くの地方議員からすれば憤懣遣る方無いことですが、残念ながらこれも恐らく氷山の一角です。

都議会でも2006年に一部都議たちが行った海外視察で、やはり同様の「コピペ報告書」が作成されていたことが発覚し、問題となりました。

そもそも都議会で行われる公費の海外視察では報告書は視察団で1つにまとまっており、議員個人のものは作成・提出されない上に、視察が行われてから半年以上経ってから提出される体たらくとなっています。

さらにはやながせ都議の指摘によって、「選挙の前年」には海外視察が実施されないという謎の慣例も発覚。

何か有権者に後ろ暗いこともであるのでしょうか…?

とはいえ私自身、海外視察がまったく無意味だとは言いません。過去にはこんな記事も上梓しております。

議員・政治家の「海外視察は無駄なのか」問題に決着をつけよう。議員視察が必要な3つの理由
http://otokitashun.com/blog/daily/11833/

実際に私も社会的養護・児童養護をテーマにして行った欧州視察は、本当に勉強になりました。

なお滞在中はTwitter・ブログを更新し続けてリアルタイムでレポートし、帰国後には報告会を実施。さらにそこで得た知見から議会質問を何度も行っています。

結局、海外視察そのものが「悪」なのではなくて、視察に行く議員たちの資質が問題なのです。身も蓋もないですけど。

こうした不祥事で失われた信頼を取り戻すためには、良識ある議員たちがしっかりと海外視察の成果を還元し続けるしかないのだと思います。

というわけでここまでが壮大な前置きなのですが(!)、来週2月9日より二泊三日で平昌五輪の視察に行って参ります。オリンピック・パラリンピック議員連盟の有志22名による視察です。

都議会の公費を使わないのは勿論のこと、視察の内容・目的からして政務活動費は充当できると思われるのですが、厳しい世間の時勢に鑑みて今回は「全額自費負担」ということになりました。

めっちゃ高いのですが、それもまたまとめてご報告いたします…。

自己負担とはいえ、我々は税金から議員報酬をいただいている身。しっかりと成果にしなければ、厳しい目に晒されることは間違いありません。

まだ残念ながら今回の視察団に個別の報告義務が課せられているわけではありませんが、少なくとも私は前回の海外視察と同レベルの報告・還元を行いたいと思いますし、多く参加される新人都議たちが古い都議会の慣習を打ち破ってくれることを期待するばかりです。

マイナス20℃の世界で3時間の開会式視察には、ガチンコの防寒具が必要となる模様。何かアドバイスがある方は宜しくお願いいたします。。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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