こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
先週末の仙台市長選挙に続く大型選挙として、現在は30日(日)が投票日となる横浜市長選挙の真っ只中です。
都民ファーストの会としても、おときた個人としても特にどの陣営を応援・支援しているわけではないのですが、客観的に見ていて有権者だったら悩ましいなと思う状況です。
まず、こうした大型地方選挙は「国政の代理戦争」となりがちですが、横浜市長選挙の場合は野党第一党の民進党が分裂選挙(自主投票)の様相を呈しており、単純に国政の支持政党で投票先を決めるのはやや難しそうです。
では政策的な争点は一体何かと言えば、やはり「カジノ誘致の是非」に目が行きます。しかしながらこれも、選挙前になって「推進派」と目されている現職の林市長がカジノ推進について急速にトーンダウン。
「争点隠し」とも言われていますが、これも有権者が戸惑う原因の一つです。
本来、地方都市にはそれぞれ独自の細かな政策課題などがあり、そうしたものが争点となって選挙が行われるのが望ましいのですが、都議選しかり、やはり大型選挙になるほど「シングルイシュー」の選挙となったり、現職への信任投票にならざる得ません。
個人的には、横浜市の財政状況などが気になっており、ここに対して行財政改革や成長戦略をどのように描けるかがポイントかなと思っています。
参考:横浜市長選の争点とは?しがらみ選挙の仁義なき戦い!
http://agora-web.jp/archives/2027238-2.html
人口も多く、一見まだまだ裕福である横浜市も、少子高齢化の進展による社会保障費増大の直撃から逃れることはできません。
こうした中で財政を維持するために、どのような改革プランを実行し、支出を減らすのか。あるいは収入を増やすための成長戦略として、どんな手段がありえるか。その成長戦略の一つとし、カジノがふさわしいのか否か。
本来はこうした文脈の中で、「カジノ」や「学校給食」などが位置づけられ、語られるべきかなと感じます。
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いずれにせよ、各候補者の政治信条や政策などを吟味して、まずは必ず投票に行くことが望ましいのは改めて申し上げるまでもありません。
現職の林市長の他に、元みんなの党で活動していた伊藤大貴・元横浜市議と、あらゆる政党から応援・支援を受けない長島一由・元衆議院議員が立候補しています。
今回の選挙、20代、30代、40代の人たちが投票に行くだけで、結果はどう劇的に変わる。未来を作るのはぼくたちの世代です。どうか、選挙に行って欲しい。「諦めたら、そこで試合は終わりですよ」、僕たちはこの名言に青春時代、感動したじゃないですか。動きましょう。投票に行きましょう!
— 伊藤ひろたか (@hirochan) 2017年7月28日
伊藤候補以外、Twitterをやってないのね…(汗)。
斉藤さんをメインキャラクターに使用した、横浜市選管の特設サイトも気合が入っています!
横浜市民の皆さま、投票所に足をお運びいただきますよう、宜しくお願いいたします。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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