こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
法務省が現在、「特別養子縁組」の年齢枠拡大を検討しているとのことで、フローレンスの駒崎弘樹さんが解説記事を書いていました。
特別養子縁組の6歳以上への年齢拡大についての解説(駒崎弘樹) – Y!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/komazakihiroki/20170716-00073348/
これ以上付け加えることのない内容なので、私から付記することもないのですが(?!)、記事中では私が過去にロージャース卿からイギリスの児童養護「脱施設化」を学んだ時のブログが紹介されています。
社会的養護・児童養護に関する過去記事はこちらから。
http://otokitashun.com/tag/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E9%A4%8A%E8%AD%B7/
そして駒崎さんが何度も強調されている通り、特別養子縁組枠を年齢的にも量的にも拡大していくためには、里親(養子縁組里親)に対する支援策の充実・強化が必要不可欠です。
私のライフワークの一つであるこの社会的養護・児童養護の分野は、都民ファーストの会が公約として掲げた「基本政策」の88番目にもしっかりと記載されています。
これまでも都議会・厚生委員会で、特別養子縁組に取り組む民間団体へのサポートや、民間団体で養子縁組した養育家庭への支援充実を訴えかけてきました。
今期も継続して政策提言を行い、また都議会与党として実現に結びつけて参ります。
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さて、自分でブログの過去記事を読んで色々と思い出してきたのですが、私はこの社会的養護・児童養護という政策分野で海外にまで視察に行った、(おそらく)数少ない政治家の1人です。
2015欧州視察・秋
http://otokitashun.com/tag/2015%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E8%A6%96%E5%AF%9F%E3%83%BB%E7%A7%8B/
もう2年前か…!この時は前参議院議員・山田太郎さんと一緒に欧州へと視察に向かったのですが、国会議員の視察には外務省と現地大使館の手厚いサポートが入ります。
「エネルギー分野で、いくつか視察をしたいんだけど」
みたいな感じでオーダーを出すと、めぼしい視察先をいくつかピックアップし、アポイントの調整までしてくださるのが通例のようです。
ところが、この児童養護・社会的養護という分野は政策的には(残念ながら)ニッチ過ぎて、どこの国の大使館も
「このテーマで議員たちが視察に来るなんて、聞いたことがない!」
と口をそろえて言うばかりで、視察先はほぼすべて自分たちでアレンジしなければなりませんでした。いや、それが当たり前っちゃ当たり前なのですが…。
もちろん、国内でもずっとこのテーマで調査研究をしてましたから、そうした団体から紹介していただくのはもちろんのこと、そこで大変参考になったのが資生堂社会福祉事業財団の海外研修レポートです。
毎年、専門家たちを欧米などの福祉先進国に派遣して、その詳細なレポートをWebに掲載している同財団。正直、国会議員たちが外遊するよりよっぽど社会に貢献しているのでは…と思ってしまいます。
過去の研修報告
http://www.zaidan.shiseido.co.jp/activity/carriers/training/backnumber.html
私が参考にしたのは、2013年のフィンランド・オランダ編です。児童福祉に興味関心のある方は、どの年のレポートも大変興味深いものになっています。
こうした民間事業者の努力も、しっかりと政策に反映していけるように努めたいところですね。ぜひ、皆さまもご一読くださいませ。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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