こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
おときた駿都議にも電話出演してもらいます!
【第271回】都議選候補予定者の中村あやさん(自民・千代田)と語るビッグサイト問題など【前参議院議員山田太郎のさんちゃんねる】 – 2017/06/07 22:00開始 – ニコニコ生放送 https://t.co/wUfKKJPhZq— 山田太郎前参議院議員 表現自由会 (@yamadataro43) 2017年6月7日
水曜日のことですが、39度の高熱真っ只中に山田太郎さんのネット番組に出演しておりました。主なテーマは五輪大会前後に、日本一の展示場である東京ビッグサイトが使えなくなる「ビッグサイト問題」についてです。
(資料は表現の自由を守る会サイトより引用)
私も折に触れてTwitterなどで触れてきましたが、2020年東京五輪において、ビッグサイトは放送拠点となる「メディアセンター」として使用される計画になっています。
しかしこちらはなんと、開催前後の期間だけではなく、その準備のため2019年4月から一部(いや大部分)が使用不可になる計画なのです。
コミックマーケットやモーターショーなど、国内最大クラスのイベントが開催できないのはもちろんのこと、様々な展示イベントでビジネスチャンスを作っている中小企業にとっても死活問題であり、その経済的損失は1兆円以上とも言われています。
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ではなぜ今の今まで、この問題に大きな焦点が当たってこなかったのでしょうか。もちろん、展示スペース不足を不安視する声はありました。
そうした声に対して東京都側はこれまで、
「青海に仮設展示スペースをつくり、そちらで解決します」
と主張してきたのです。実際に私も関連の陳情を受けた際、都側からそのような説明を受け、納得して引き下がった経緯があります。
ところが今年の4月下旬に初めて、正式に青海の仮設会場を含めたバックアッププランの詳細が開示されてみると、その内容は極めて不十分なものと言わざる得ない状態でした。
なんとか合計面積だけは現状に近づけようとした努力は見受けられるものの、会場は分断されて一体感が損なわれてしまうことになりますし、何より五輪開催期間はいずれの場所も使うことができません。
こういう時(本番時)のために、都外施設に助けを求めることが考えられるわけですが、舛添都政下で決定された都外への競技会場拡張によって、同じく貴重な展示スペースである幕張メッセも使用不可となりました。
本来であれば招致活動を行う際や、また都外に競技会場を拡張する際に、こうした展示場問題について都と五輪組織委員会などが検証を行うべきだったにもかかわらず、そうしたことが真剣に行われた形跡はありません。
「青海プラン」で十分という甘い見通しだったのでしょう…。
実際に我々都議会サイドも都側の説明を鵜呑みにして、今日までこの問題の深刻さに気づいていなかったのですから、そこについては真摯に反省しなければならないと思っています。
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山田太郎さんが会長を務める「表現の自由を守る会」がまとめてくださいましたが、都民ファーストの会を含めていくつか(2つ)の政党が、この「ビッグサイト問題」関連の解決を公約に入れています。
都民ファーストの会は「コミケ問題」という表現になっていますが、コミケはあくまでビッグサイト問題の一つの象徴であることは理解しています。
コミケのような一体感のある大規模会場を必要とする問題を解決することは、すなわちビッグサイト問題・展示スペース問題すべての解決につながります。
上記の表にもあるように、様々な代替案の可能性があります。都側の現時点での見解では、メディアセンターの場所を今から変更することは厳しいという説明も受けましたが、多角的な視点から検証していくことが必要です。
東京オリンピック・パラリンピックというと、どうしても競技会場や総経費の問題にばかり目が行きがちです。しかしながら一方で、このような経済的な大問題が存在することもぜひ知っていただき、都議選の争点としてご注目いただければ幸いです。
世論の注目が集まれば集まるほど、問題解決は容易になります。私個人としても引き続き、組織の内外で情報発信を続けていきます。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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