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多様な性と価値観。セクシャルマイノリティの方々にとって、トイレや更衣室は死活問題…

日々のこと,

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

本日は日中に王子&十条で街頭活動を行った後、夕方からは先月オープンしたばかりの

コミュニティサロン 湊 赤羽
https://www.facebook.com/minato.akb/

で行われた勉強会に出席しました。

「セクシャル・マイノリティ -あなたの身近にある多様性-」ということで、講師は自身も当事者でもある時枝穂さん。

第一回目ということで講演は基本的な内容が中心でしたが、その後のディスカッションではトランスジェンダー当事者たちの「トイレ・更衣室」などの体験談について盛り上がりました。

一ヶ月ほど前に、橋下徹さんがツイートしたことが議論を呼び起こした件です。

日本のトイレや更衣室は「男女」という2分類しかありませんから、外見は男性でも内面は女性、あるいはその逆という方は、どちらも利用することができず困った自体に直面します。

今日も参加していたトランスジェンダー当事者の方の意見を伺うと、特に手術・戸籍変更前はどちらも使うことができず、多目的トイレが非常に重宝したとのことでした。

障害者対応という目的以外にも、個室である多目的トイレを増やしていくことに必要性がこんなところにあることも重要ですが、個室が中心であるトイレよりもさらにハードルが高いのが更衣室です。

橋下徹氏も「トランスジェンダー用の更衣室を作ることには賛成」と述べているものの、男性→女性のトランスジェンダー、女性→男性のトランスジェンダーと、大きく分けても2つの種類が必要になります。

さらに、米国のFacebookでは性の選択がなんと58種類選べるように、厳密に考えていけば性自認というのは非常に様々なケースが存在します。

参考:実は50種類以上もある! Facebookの性別設定
https://allabout.co.jp/gm/gc/462822/

こうしたシチュエーションにどこまできめ細かく対応していくのか…ということを考えると、どう区分してもどこかから抗議の声が上がることは確実ですし、物理的なキャパシティも限られています。

よって政治家たちも「思考停止」に陥りがちで、とりあえず現状維持をしておこう…となり、こうした問題解決に消極的なのが現実です。

現状では更衣室を増やすというハード面の解決策よりも、セクシャルマイノリティという存在に対する認知と理解を深め、時間帯別やパーテーションで対応するある種の「ソフト面」での解決が現実的なのかな、と思ったりします。

ここについては私も現時点では明確な答えを持っておらず、何かアイディアやご意見がある方がいらっしゃいましたら、ぜひともご教示いただきたいところです。

時枝穂さんは近々、北区赤羽にお引っ越し予定とのことで、サロン主催者の椿さんとともにセクシャルマイノリティに対する理解を啓蒙する活動を、ここ赤羽を中心に行っていくとのこと。

私も微力ながら地元選出の議員として、できるかぎりの支援をしていきたいと思います。

里親認定:東京都、同性カップル除外 69自治体調査、「審査に影響」2割 – 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20170416/ddm/041/100/129000c

ちょうど今朝方、こんなニュースも流れていたところです。都の意識・運用改善についても、引き続き政策提言を行っていきます。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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