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都議会議員だけど、ベビーカーの子連れで都庁(都議会議事堂)に出勤してみた

日々のこと

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

本日は小池百合子知事や関係部局より、平成29年度予算大綱の議会向け説明が行われました。

小池知事、東京都議会に予算案説明 一般会計は7兆円弱 – 産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/news/170124/plt1701240040-n1.html

マスコミや都民への情報解禁は明日とのことで(以前に情報解禁前にブログで取り上げて、怒られました…)、しっかりと重点項目を読み込んで、改めて明日ご報告&解説をしたいと思います。

「メリハリ」の効いた、素晴らしいものになっていますよ!乞うご期待^^

さて、年初から議論になっていたベビーカーについて(その節は申し訳ありませんでした。。)、ベビーシッターサービスを運営するキッズラインさんがこんな調査を発表されていました。

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ベビーカーで嫌な思いをしたことありますか?
http://kahoko.blog.jp/archives/1063931830.html

ベビーカーを利用する人の、6割弱が「嫌な思いをしたことがある」というもので、改めて数値で見ると子育て世代の肩身の狭さが伺えます。

で、この調査を見たからというわけではないのですが、本日は私と妻の仕事スケジュールがバッティング。普通にシッターさんに頼むことも考えましたが…

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今日の予定は本会議や委員会などではなかったので、ベビーを連れて都庁に行くことにしました。こういうところで融通が効くのは、一般のサラリーマンと異なる議員の利点かもしれません。

幸いにも予算大綱説明は午後からだったため、通勤ラッシュを避けることはできたものの、それでもベビーカーでの移動はとっても大変!

まず当然のことながら階段を使えませんので、駅ではエレベーター探しの流浪の民にならなければいけません。

車椅子体験をした方や、ベビーカーユーザーになったみなさんが口を揃えて言うことの一つに、

「エレベーターがどこにあるかなんて、これまで意識したこともなかった」
「回り道ばかりで、目的地に着くまでにいつもの倍くらい時間がかかった」

というものがありまして、まさに今回もそれを地で行きました…。広いホームに、エレベーターは一つしかありませんからね。

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ちなみにエレベーターの鏡は、こうやって前向きにしか入れない車椅子の方々のためにあるんですよ。知ってました?

で、キッズラインさんの記事にあるように、特に気を使うのはやはり電車の中です。いつ泣き出さないかヒヤヒヤしながら、車椅子&ベビーカースペースに陣取りひたすら目的地に着くのを待つばかり。

幸い、今回はうちのベビーはずっと寝ててくれて助かりましたが、とにかく道中は謝ってばっかりだった気がします。電車に乗り降りするときも「スミマセン」、エレベーターでも「スミマセン」の連発…。

冷静に考えると、特にエレベーターでは敢えて使っている健常者の方々に遠慮する必要はないのですが(苦笑)。なんとなく自分たちの存在が、「動線の邪魔になってタイムロスにつながっている」ようなプレッシャーを常に感じるわけですね。

そして大江戸線の都庁前駅では、大幅な回り道を強いられつつ…

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ようやく到着です!

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次女、都庁&都議会議事堂デビュー。同僚都議の皆さまとも記念撮影。

午後からの予算大綱説明や、陳情対応での都市整備局との打ち合わせなどにも同席させていただきましたが、皆さま暖かく対応をして下さいました。TBS「ゴゴスマ」に電話出演している間は、隣でホエホエ大人しく泣いていました(笑)。

当然、本会議や委員会、あるいは式典の来賓出席などではこうした「子連れ出勤」は難しいのですが、可能な範囲の業務ではこうした「子連れ対応」が受け入れられるようになると、子育てと仕事の両立もやりやすくなるのではないでしょうか。

そういえば、「サラリーマン金太郎」という漫画にも、赤ちゃんを背負って主人公が出勤する場面があったなあ。。

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(執務室内にて授乳中の図)

こうした情報発信をしていると、

「イクメンアピールうざい」
「議員特権のひけらかしですか?」

という批判が文字通り全力で殺到するのですが、めげません。

議員と育児、議員と公務の関係については色々と厳しいご意見はあれど、いつまでも「粉骨砕身で24時間、働けますか」の世界では、女性や子育て世代が政界に参入することが難しくなるばかりです。それはすなわち、将来世代のための政策投資がなかなか実現されないことを意味します。

新たな価値観と環境づくりのために、まずは自分のできることからしっかりと取り組んでいきたいと思います。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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