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小池百合子知事、政治塾で初めて「都議選に候補者擁立」を宣言。改革への闘いは加速する…

日々のこと

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

本日は第三回となる小池百合子政経塾「希望の塾」の講義。今回は高輪プリンスホテルの最大ホール貸切で開催され、3000人以上の一同に塾生が一同に会する壮観な光景となりました。

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ハンズフリーマイクを駆使して巧みにプレゼンテーションを行う小池塾長の講義から始まり、河村たかし名古屋市長、上田きよし埼玉県知事、竹中平蔵元国務大臣と続いた本日の内容は、ボリューム満点でかなり満足度の高いものになったのではないかと思います。

さて、小池知事の講義と終了後の記者会見の中で、知事からはかなりの踏み込んだ発言がありました。

こちらのNHKの記事が詳しいです↓

小池知事 来夏の都議選に政治塾から候補者擁立へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161210/k10010802211000.html

(前略)このあと小池知事は記者団に対し、来年夏の都議会議員選挙について、「かなり多くの方が立候補したいという意欲に燃えて具体的な目標を持っている。後押しをしたい」と述べ、塾の参加者の中から候補者を擁立する考えを明らかにしました。

そのうえで「どうやって候補者を選ぶかは重要だ。都議会議員選挙では、それぞれの地域事情や現職が何人いるかなどの分析が必要で、そういった中で当選の確率が高いのはどういう人なのかを考える。選挙戦術は、懇切丁寧にこちらからサポートしていく」と述べ、候補者擁立のための分析や支援態勢の検討を進める考えを示しました。

また、小池知事は「都議会議員選挙は時間があるようでないという感じだ。いろんな方法が考えられるが、カードはたくさん持っていたい」と述べ、地域政党の立ち上げも含め検討する考えを示しました。(後略)

(上記の記事中より抜粋、強調筆者)

都知事選で小池知事を支援したいわゆる「七人の侍」が除名され、今週の議場では都議会自民党との対決姿勢がより鮮明となりましたから、この決断に舵を切ったのは至極当然とも言えるでしょう。

旧態依然とした都政に変化を巻き起こし、改革を進めていくためには「民意」の力が何よりも重要です。しかしながら、移ろいやすい「民意」の力だけでは、やはり継続的で抜本的な改革を実行することも難しいのが現実です。

最終的には予算案や条例案などに意思決定権を持つ議会に、一定の足場を固めなければならない時が必ず来ます。

都議会自民党があれだけの反発をしながらも、議会で条例案が通っていくのは知事に「民意」の力があり、同時に自分たちの任期が残り半年という「短命」であるからに他なりません。

政治家にとって「残り任期」というのは何よりも強いエネルギーで、その大きなアドバンテージを今は知事が持っています。

しかしながら、来年の都議選が終わって都議会議員の任期が4年間確保されれば、もう知事の持つ「民意」の力を過剰に恐れる必要はありません。抵抗勢力はここぞとばかりに牙を向き、知事の考える改革は何一つ進まないまま、レームダックに陥ることは確実でしょう。

それを避けるために必要なことを考えれば、自ずと選択肢は限られてきます。

今後は事務局として、知事の考えを具現化するために具体的な方策を準備していくことになります。

一方で、学びの意欲を持って入塾してきた塾生に対する講義についても決して手を抜くことなく、満足度の高い内容を提供できるように年明け以降のプランをしっかりと練っていく所存です。

もちろん、都政運営に手も抜かないことも大前提!やることは目白押しですが、師走の日々を駆け抜けて参ります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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