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「こんな状態で移転は危険!中止をするべきだ!」→移転決定後「延期でこれだけの都民負担が!どう責任を取るんだ!」 ( ゜Д゜)

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

新しいチラシが完成しましたので、今月は朝の駅立ち強化月間!本日は東十条駅前にて、街頭演説と都政レポートの配布を行いました。

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私の持論として、

「政治家には駅前にたって街頭演説すれば、世間が何に関心があるか感じ取る特殊能力が備わっている」
※街頭演説などの活動を定期的に、熱心に行う政治家に限る

というものがありまして、朝の演説に立ち止まって聞く人などはいないわけですが、表情やチラシ受け取りの反応でそういうのがわかったりするわけです。

その感触からいくと、少なくとも通勤客層の関心は都政の情報公開やオリンピック・パラリンピックの方にあり、案外と築地移転の話をしているときは無反応が多いように感じました。

一方でマスコミ報道(主にTV)については、しばらく築地移転の話題が続きそうな気配です。「食の安全」などの話題は、むしろワイドショーなどを見ている主婦層にウケが良いのかもしれません。

というわけで街頭演説終了後、フジテレビ「バイキング」に出演させていただき、1時間に渡り築地移転問題で議論をしたわけですが、いやー先週からの温度差がすごい!

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【8月25日(木)】

移転反対派(白紙撤回派)の論客、建築エコノミストの森山さんがメイン。

出演者の方々は賛成・反対それぞれの札を掲げつつも、移転を不安視する意見が大勢を占め孤立無援。「東京都の回し者」と言われつつ、豊洲移転の合理性を事細かに説明し、獅子奮迅の活躍をみせた(つもり)。

参考:豊洲の使い道はマンガ喫茶?!築地に土壌汚染はないの??築地移転を「白紙撤回」して、現実的な対案は出せるのか
http://otokitashun.com/blog/daily/12452/

※私の立場は「白紙撤回はありえないが、延期はありえる」という『移転賛成・延期容認』派です

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【本日】

即時移転派の仲卸業者・生田よしかつさんがメイン。

「現場を置きざりにして、築地移転を政治利用している」「移転で発生する巨額の都民負担はどうするのか?!」「環状二号線が間に合わなければ、東京五輪が危ないのでは?」などフルボッコにされ、またしてもなぜか孤立無援(苦笑)

どんな政治決断をしても批判が出ること、「食の安全」を重視する都民の声を選択したこと、延期の代償に見合うだけの成果に知事は責任を持つことなどを強調するも、最後は東さんのショートコントに巻き込まれて撃沈

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いや、見ている方々はなかなか面白かったんじゃないでしょうか?!

念のため、私としては自分の扱いにも番組構成にも不満は一切なく、むしろ世論の流れやニーズを的確に捉えているなあと感心をしている次第です。

やはり日本人は判官贔屓な面が強いですから、「移転強行でこれだけの人が大変な思いをする!」という報道がされれば感情移入するし、「移転延期でこれだけの人が(略)」とすれば、またそちらに熱くなるものです。

そして人間は片方を責め立てているときは、片側に目をつぶりたがるもの。どちらかにフォーカスが当たっているときは、あえてもう一方の立場は伏せておく。そして状況が変わったときに初めて反対側にフォーカスをあてて、もういちど世間の関心や熱狂を喚起していく。

私はマスコミは偏向報道をするというより、あくまで消費者のニーズに最適化された行動をしているだけだと思っています。ですから良くも悪くも、報道というのは「そういうもの」になりがちなのです。

よって政治というのは、こうした報道姿勢や世論の流れも前提として、ちょっとやそっとではブレない政策決定をしなければなりません。

そしてどんな結論を出しても100パーセントの人の満足が得られない以上、反発を招く事態は避けることはできません。だからこそ何より大切なものは、「説明責任」と「結果責任」です。

知事が延期理由にあげた3点のうち1点目、「環境問題のクリア」という説明は明確であったと思います。それでも、まだまだ不十分だと感じられる方もいるでしょう。

批判は真摯に受け止め、延期容認を表明した私としても繰り返し、今回の決断が都民益・都民感情に叶うことだと言葉を尽くしていく必要があります。

そして2点目と3点目で知事があげた「建築費の高騰(≒利権疑惑)」「情報公開の不徹底」については、目に見える成果を出さなければなりません。

確かに延期で都民負担が発生したとしても、都の入札や意思決定プロセスにおける決定的な瑕疵・不正をあぶりだし、その改善が中長期的には都民負担を補って余りあるものだと示すことができれば、結果責任を果たせることになります。

知事はこの「説明責任」「結果責任」のすべて負うつもりで今回の決断をくだされたのだと思いますし、その決断を支持した私自身もまた、同様の責任を負ったものと理解しています。

正直なところ半端じゃないプレッシャーもありますが、こうした声援に支えられながら逃げずに自分の職責を果たし、一人でも多くの人が納得する築地移転の早期決着を目指して邁進して参ります。

そしていま録画をみたら早口が相変わらずひどすぎて、一人大反省会中ですけどねっ!!(毎回言ってる)(たぶん死ぬまで言ってそうな気がする)

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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