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最後に選挙の当落は、候補者の「覚悟の量」で決まる

日々のこと

23時15分新宿発、5時15分豊橋着の夜行バスに乗って、
友人と後輩(ともに元気会推薦)の候補者・候補予定者の応援に行ってきました。

写真 (2)

うーん、いいですねえ。この見知らぬ街に明け方に放り出される感覚!
しかも雨でクソ寒いっていうね…。
多くの方に

「…え、議員なのに夜行バスで来たんですか?!

とナイスなリアクションをいただきました^^

別に庶民派を気取っているわけでもなんでもなく、
単純にお金がないので安い方法が良かった(3200円!)のと、
明け方に到着すれば朝の街頭活動から参加できて効率的だからという理由によるものです

まず午前中に訪問したのは、
愛知県豊橋市の市議会選挙に挑戦予定の長坂なおと氏(31)。

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(元気会「長坂なおと」ページ)

東大卒の地元Uターン組、私とは学生時代からの付き合いです。
残念ながら豊橋市は現在県議会議員選挙のため政治活動が制限されるということで、
支援者を集めての朝会や事務所でのミーティングなどに参加をしてきました。

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午後は選挙戦まっただ中、浜松市中区から挑戦中の山本りょうたろう候補の元へ。
以前にブログが面白い政治家として紹介したことがあり、早稲田卒の後輩にもあたる期待の新人です。
維新の党の公認候補者ですが、元気会も推薦を出しています。

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(元気会「山本りょうたろう」ページ)

こちらでは浜松駅前での街頭演説や、
2時間ほど街宣車にも乗り込んで市内の遊説に参加してきました。

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やっぱり、選挙は燃えるなーー!

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右は前回の衆院選で惜しくも惜敗した、元静岡県議の源馬謙太郎支部長
必勝を約束して、短い時間で恐縮でしたが新幹線で東京へと向かいました。

投票日は今週日曜日の12日!
浜松市中区の皆さま、山本りょうたろう候補に清き一票を!!

ちなみに新幹線の運賃、8,290円…高いよ!夜行バスの3倍だよ!
※地方議員にJRパスなどの優遇はありません。あしからず。

さて、二人の候補者(一人は候補予定者)と短い時間ですが
半日ずつ行動を共にし、まあ友人なので率直に申し上げますが、

長坂氏からは「少しの(いやかなりの)不安」
山本氏からは「勝利への手応え」が感じられました。

この差を分けているものはなんでしょうか?
それはずばり、候補者からにじみ出る「覚悟の量」だと思います。

実は私自身も、経験があるからよく分かるんです。
会社員を退職してから約5ヶ月間、政治・選挙活動を行ってきましたが、
最初はどうしてもスマートに、格好つけて勝とうとか思ってしまうんです。

ブログやインターネットで華麗に情報発信をして人を集め、
見栄えのいいチラシを配り、パリっとした街頭演説で人目を惹き、
人間関係のしがらみや貸し借りを作ることなく当選する…

自分もたぶん、最初の二ヶ月くらい、そんな甘ったれた考えが頭のどこかにあったと思います。
「新しいやり方」とか「しがらみを作らない」と言えば聞こえはいいですが、なんのことはありません。

見返りも用意できず、「力を貸してください!」と頭を下げるのができなかっただけなんです。
どこかにプライドとか見栄とか、格好つけて勝とうという気持ちがあったんです。

だから最初の方は、友人にも家族にもなるべく「負担をかけない」ようにやろうと思っていました。
でも、そんなの全然無理だし、自分自身を偽っていただけでした。
そして、それに気づいていないのは、私自身だけだったのです。

終いには両親に、

「おまえは自分一人でやろうと思っているのかもしれないけど、もう周りはわかっている。
 もっとちゃんと人にお願いしなさい!両親にも頼りなさい!

と言われて目が覚めました。
もしあのままつまらない意地を張って、覚悟の決まらぬまま選挙戦に突入していたら…
あれほどのスタッフは集まらず、今の自分はなかったかもしれません。

見返りもなしに協力を依頼することは、自分の将来に重い責任をもたらします。
頼み方を間違えれば、それがそのまま「しがらみ」になる可能性も否定できません。

ことほど左様に、実は

「人に頼ること」
「手伝いにきてもらうこと」
「それが無理なら、お金をもらうこと」

は、『覚悟』のいることなのです。

別に私は、ドブ板選挙を礼賛したり、人に頭を下げることを必ずしも勧めるわけではありません。
朝から晩まで駅に立たなくても、華麗な文章や言葉で人に「覚悟」を伝えることができるなら、
それでもいいと思います。

ですが多くの場合、覚悟は「行動」で示すしかありません
実績のない新人なら、それはなおさらのことだと言えます。
(見ようによっては、古く残念なことかもしれませんけど)

覚悟のない政治家のところに人は集まりませんし、
人が集まらないところに票は出ませんし、つまり議員になることはできません。

山本氏からは、半年間浜松市内で地べたを這いずりまわってきた「覚悟」が感じられました。
だからこそ彼の周りには明るいエネルギーと、多くの若者たちが集まっていました。

幸いにも、長坂氏の選挙戦スタートは4月19日からです。それまでに彼からも同様の「覚悟」が
感じられるようになることを期待し、エールを送りたいと思います。

東京でもまもなく、熱い選挙戦が展開されます。
皆さまの周りに、「覚悟」が感じられる政治家はいらっしゃいますか?

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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