ひらけ、東京!!

勝ち馬券には、納税義務があります!?これからのギャンブル税の話をしよう

日々のこと

昨日、週刊誌のSPA!からギャンブル税について取材を受けました。
ギャンブル税は国政の範疇なので、なんで私って感じですけど(笑)、
せっかくなのでいろいろとコメントをさせていただきました。

パチンコ税:自民議連に創設案浮上 換金を対象に – 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20140820k0000m010111000c.html

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(写真は上記記事中より)

パチンコへの課税でにわかに注目が集まるギャンブル税ですが、
その中から本日は、パチンコにばかり話題が行って、
あまり注目が集まらない「競馬税」について。

そもそも実は、一定額以上の勝ち馬券には、
納税の義務がある(確定申告が必要)
って皆さん、知ってました?

「私、競馬とかやらないから、知らなかった!」

という人は普通だと思いますが、
なんとコレ、競馬をする人にもあまり知られていません(苦笑)。

{(馬券の払戻金-当たり馬券の購入費)-50万円}×1/2=一時所得(総合課税の対象)

ということで、50万超もうかる当たり馬券をGetした場合、
一時所得として確定申告・納税しなければなりません。

ところが、競馬をやる方にはおわかりの通り、
馬券を買ったり払い戻す時に身分を明かすわけじゃないし、
真面目に申告する人なんてほとんど存在しない状態なわけですね。

そもそも大変の人が知らないというのも問題ですけれど、
このルールを知ってる人でも納税しようとする人は少数です。
なぜならこの馬券への課税、ハズレ馬券が経費として控除できないから。

どういうことかというと、とあるレースで10パターン馬券を買って、
9パターンまでは全部ハズレて100万円失いました。
1パターンだけなんとか当たって、100万円Get!

…という場合、払い戻した100万円にそのまま税金がかかってくるため、
かけ金を取り返しただけなのに、納税分だけ損するわけですね。

10パターンかけたからこそ、1つが当たったと言えるのですが、
税務上はこの因果関係はないことになっているので、
控除できるのは実際の当たり馬券の購入金額のみになります。

なんか100万円くらいの金額だとわかりづらいのですが、
これって競馬で生計を立てる人にとっては致命的な問題です。

実際に、とある「競馬のプロ」が1年間で28億円分の馬券を外し、
30億円分の馬券を当てて差引2億円弱の収益を出したケースがあります。

彼はほぼ「事業」として競馬を営んでいたわけですが、
現行のルールでは30億円分の税金がかかってくるのだからさあ大変。
当然、納税できるはずもなく、現在この件は最高裁まで行って係争中です。

認められた「馬券のプロ」 競馬払戻金課税で判決
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO55492380W3A520C1000000/

そもそも馬券師を事業として認めるのか、
はずれ馬券を経費と見なるのかについては議論があるかと思いますが、
とりあえず現時点で大半の人が納税してないことは明確な問題です。

現在は、ネットを通じて売買をしてエビデンスが残る人など、
限られた人しか競馬に対する納税をしていない状態になっています。

いまギャンブル税の議論では、この競馬税の税率を
上げることが検証されているわけですが、まさしく

「増税の前にやるべきことがある」

です。
具体的には

・馬券の払い戻しをIT化して記録をつける
(馬券の購入に当たり、TASPOのようなICカードを発行)
・そして、外れ馬券も経費として認めて控除する
(ICカードに記録することで、ハズレ馬券を拾ったりする脱税を防ぐ)

まずこれをしっかりやるだけで、
少しは税収アップに寄与するのではないでしょうか。

そんなSPA!に受けたインタビューは、
9月発売の特別号に掲載予定だそうです。
発売日がわかりましたら、またお知らせ致します。

パチンコについても、機会があればまたブログに書きたいと思います。
それでは、また明日。

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おときた駿

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 33歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

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