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まだ情報保障で消耗してるの?「UDトーク」が変えていく、言語バリアフリーな未来

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
今期に受けいれたインターン生の中に、聴覚障害の当事者がいることを
過日の記事の中で触れさせていただきまして、

過去記事:
調査研究から政策立案、広報活動まで…おときた駿事務所インターン、始動!

「グーグルドキュメントを全員で開いて情報保障してます」

と書いたところ、コミュニケーション支援アプリ
「UDトーク」開発者の青木さんから

「それなら、うちのアプリを徹底的に使い倒してくださいよ!」

というご連絡をいただき、
早速インターン生たちと共に最新版UDトークについてレクチャーを受けました。

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各自のスマホ等をWi-FiもしくはBluetoothでつなぎ、
音声認識ソフトを使って字幕表示するこちらのアプリ。
その凄さは以前、筆談ホステスこと斉藤区議と説明を受けた時にもご紹介しましたので、

過去記事:
あの筆談議員もびっくり!?最新トークアプリ「UDトーク」を試してみた

今回はその際にご紹介できなかった部分を中心に、
このアプリのすごい点を2つほどお伝えしたいと思います。


なお本日の記事タイトルは青木氏の希望により、
高知におられる炎上ブロガー氏のオマージュとなっております。
ご了承下さい。

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まずはなんといってもコレ。
すでにUDトークには、多言語対応が実装されています。

一度音声認識をして日本語の文章にしたものを外国語翻訳し、
さらにそれを音声で読み上げてくれる優れモノ。

英語や中国語などの主要言語に加えて、
ベトナム語やヘブライ語にまで対応しています。

音声認識をする→日本語文章に変換

までができると、言われてみればそこから外国語に翻訳→読み上げすることは、
別の技術を使えば充分に可能なわけですね(精度の問題はあるけど)。

これってもう、翻訳こんにゃくじゃないですか…。
未来だ、未来が目の前にあるぞ!

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もうひとつは、こんな風に「絵」を書いて共有もできます
スマホの画面などに指を走らせるだけ!(ドラえもん作画:青木さん)

「なんつーか、アレだよアレ!」

的な、健常者同士でも困るようなやり取りであっても、
この機能があれば一発で解決できます。

本当にこれ、完全に「聴覚障害者のため」という概念を超えてますね…
まさにユニバーサル・デザイン(UD)の世界と言えます。

ちなみに従来のノートテイク・情報保障のサービスについては、
行政の支援が入っている事業者が中心なののですが、率直に言って
なかなか使いづらい部分はあるのが実情です。

手話通訳の場合も同様なのですが、
利用したい会合の目的が

「商業・ビジネスが関係する場合は不可(あるいは割増課金)」

となっている場合が多く、
事実上NPOやボランティア活動に利用が制限されています。

「障害者の自立支援を~」

と言っているのに、行政が支援する情報保障サービスが
ビジネス関連で十把一絡げに一切利用ができないとなれば、
これは障害者の社会進出をますます妨げることなっているのではないでしょうか。

こうした中で、UDトークのようなものが健常者の間でも一般化していくことは、
聴覚にハンデを持つ方々が活躍する機会を飛躍的に増やすことにもつながります。

多様性あふれるメンバーが集うおときた駿事務所としても、
最新の技術を導入しながら、新しいコミュニケーションの形を模索し、
また社会に提示していけるように努力していきたいと思います。

UDトークは無料版でも人数無制限で利用できますので、
ぜひ皆さまも色々と試してみてくださいね。

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UDトーク
http://udtalk.jp/

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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