「共産党は『共産』という名前がついている限り、支持率が伸びることはない」
政治の世界では、冷戦終了後にずっとまことしやかに流れていた言説です。
ところが現実にはどうでしょうか?共産党の支持率は伸びる一方です。
特にネット上では、政党別でトップのアクセスを誇るのは共産党HPなのは揺るぎない事実です。
今日たまたま、色々な世代と朝から晩まで色々な場面で
話していて感じたことですけれど、世代間の価値観の違いと、
「私はこの世代(あるいは若い世代)のことをわかっている、代弁している」
という『すれ違い』が、行き着くところまで行ってしまっているように感じます。
(もちろん、皆さま自分の経験に基づいて、間違ったことを言っているわけではありません)
冒頭の例ですが、確かに共産主義アレルギーの残る世代はそうかもしれません。
でもぶっちゃけ、私の周りにも
「入れるところないから、しっかりしてそうな共産党に入れるわ。(支持してないけど)」
という人はたくさんいますし、もっと若い世代の十代・二十代ともなれば、
すでに「ソ連」が歴史上の存在になっている世代なわけです。
「共産主義」という言葉に、若い世代はどれほど抵抗感があるのでしょうか?
ビートルズの「Back in the U.S.S.R.」なんて、存在すら知らない世代です。
■
私自身、ネット上ではありがたいことに「若い世代の代表的な政治家」という
評価をいただくこともありますが、ブログと一般的なSNSをやっているぐらいで、
LINE@はギリギリだし、インスタグラムはほとんどやってません。
若い世代のコミュニケーション方法にキャッチアップできていないのに、
「若い世代のニーズはこうだ!」と断言することは、もはやできないと言えるでしょう。
一方で政治の世界にいると、それでも私は圧倒的な若手です。
このギャップにまどわされずにしっかりと自己認識をし、
研鑽を重ねていかなければ…と思った一日でした。
年齢・世代の問題はとことん難しいですね。
結論めいたものがなくて申し訳ありませんが、自分のための「ログ」としてここに
残しておくことします。これこそがブログの意義!(もうこの価値観が古いかも?!)
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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