先週末で都議会は定例会が閉会しまして、
めっきり議員の姿を都庁で見かけることも少なくなりました。
次の議会はなんと6月なので、丸2か月間、
委員会の視察を除いて都議会議員に登庁の義務はなくなります。
このあたりが、
「手を抜こうと思えばいくらでも手が抜ける」
地方議員という職業の真骨頂(?)でもあるのですが、真面目な大半の議員たちは
この期間に視察に行ったり、地域の陳情を受け付けたりと、精力的に活動するようです。
まあ、そういう活動が市民になかなか見えてこないのですけど…
ではその期間、都知事は一体なにをしてるんでしょうね?
そう疑問に思ったときに手っ取り早くアクセスできるのは
舛添都知事のホームページなのですが、
「選挙が終わると、政治家のネット情報発信は9割減る」
※9割に減る、ではなく『9割減る』
という法則を地で行きまして、
舛添都知事は3月以降一度もブログを更新しておりません。
Twitterは週1ペースで突然つぶやくようですが、その法則は謎です…気分?
しかしそんな時に、案外と重宝するものに気づきました。
東京都のホームページ内にある下記のページ。
知事の部屋 Governor’s Office
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/index.htm
この中にある「活動報告」は、けっこうマメに更新されておりまして、
網羅性はないものの、なんとなーく知事の行動がわかるようになってます。
(写真は知事の部屋記事より)
しかしながら中身は残念なことに赤点で、
たとえば3月25日の「都議会予算特別委員会しめくくり総括質疑」
の記事はこんな感じ↓
——
平成26(2014)年3月25日(火曜)、東京都議会第一回定例会の予算特別委員会が開催され、舛添知事は、各会派からのしめくくり総括質疑に対して答弁に立ちました。
(元記事URL)http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/ACTIVITY/140325.htm
——
…以上。
いや、ほんとに。
せめて委員会議事録のリンクくらいつけようよ、
という魂の叫びはきっと届かないのかもしれませんが、要望しておきますね。。
国際的な話題には英文が併記になったりするのに…。
まあ記事の中身は一行だったり三行だったりするものの、
すべてにしっかりと知事の雄姿(画像)がついている
知事ファンにはたまらないページ構成になっております。誰得だよ。
…というわけで、褒めているのだか貶しているのだかわからなくなってきました。
とにかく、せっかく更新頻度そのものは高いのだから、内容をもう少し充実させて
都民の方々に都知事の活動が見えやすくなるといいなーと願う次第です。
■
ちなみにこの知事の部屋、毎月の「知事交際費」も見れたりします。
2007年頃に某都知事が一千万単位で交際費を散在した疑惑がありまして、
その反省と訴訟の結果から、今は厳しく監視の目にさらされているわけですね。
地味なところで頑張っている行政の情報発信。
皆さんもぜひ、たまには東京都のHPをご覧いただき、
「ここはこうして欲しい」
「このコンテンツ、マジでいらない」
「もっとこういう情報を見やすいところに!」
等々のご意見をいただければ幸いです。
それでは、また明日。
※22:15追記
現代ビジネスで舛添さんは連載を持っているとのご指摘がありました。
知事の動向はこちらもチェック!
http://gendai.ismedia.jp/category/masuzoe
ただこれは都知事選出馬前からずっと持っていた連載なので、
発信量としては変わっていませんが。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
twitter @otokita
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