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アナログな世界に生きる政治家が感じている「オンライン会議」のメリット・デメリットとは?【ほぼ雑談】

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

本日はPoliPoliで立てているプロジェクトで、オンライン意見交換会を開催しました。利用ツールはGoogle meet。

法律で同性婚を認めよう!
https://polipoli-web.com/projects/ucJ3JNLrEtF3PuBwRyo6/story

先日ご紹介した通り、党部会でもSkypeを利用したオンライン会議が導入されつつあり、すっかりオンライン会議がデフォルトになりつつあります。

まあ、緊急事態宣言化で物理的に集まれないので、当たり前と言えば当たり前なのですが…。

そこで、すでに出尽くされた議論ではなると思いつつも、私なりに感じた「オンライン会議のメリット・デメリット」をまとめておきたいと思います。

テック界隈の方々は

「もうオンライン会議で全部良いじゃん!時代は完全に変わる!」

という人たちもいるのですが、生まれが昭和であるレトロ政治家の私はそこまで割り切ることができず、やっぱり対面会議のメリットって捨てきれないよねと率直に感じているところであります。。

まずオンライン会議のメリットとしては、もちろんその効率性です。

寝起きだろうが就寝前だろうが、家でPC・スマホを立ち上げて1分で参加できるので非常に便利です。

あと雑談がしづらいので、要件だけをパパっと済ませて会議を早く終わらせるインセンティブが働きます。

情報共有系の会議・説明会等であれば、もはやオンライン会議で充分だと思います。

一方でやはり、大人数で議論を深める系の会議は明らかにオンラインには不向きです。

同じ方向性を向いた人たちが、意思統一をするためにオンライン会議で意見を述べ合うのは充分にできると思うのですが、まったく立場が逆な人が激論するとかは、オンライン会議で結論を集約するのはかなり困難でしょう。

その原因は「発言が被せづらいので、当意即妙な受け答えができない」「ネット回線の制約で、微妙な空白が生まれる」「表情などの空気・雰囲気が伝わりきらない」など複合的なものだと思います。

そして「雑談がしづらい」というメリットでもある部分が、デメリットにも効いてきます。

やっぱりグダグダと近況報告をしたり、思いつきを話したりする「バッファ(ゆとり)」の時間というのは極めて大事で、そういうところから新しいアイディア・政策が生まれてきたんだなあということを痛感しています。

加えて、

「わざわざ集まる」

という一手間をかけるからこそ、時間内に何かを生み出そうとする熱意が生まれる側面があることも事実で、オンライン会議で対面と同じ熱量を発揮するのもなかなか難しいんじゃないかなと思っている次第です。

というわけで、やはり人と会うのが好きだからというのもあって政治家をやっている私は、文章にまとめてみると改めて対面会議の復活を渇望しているようです(苦笑)。

Tweetしたように、10年スパンでみれば「大きくは変わらない」というのがアフターコロナ後のメイン・シナリオだと思っています(願望かもしれない)。

しかしそうであっても、個人の想いは別として、変化するべきは変化させておくということが重要なのは言うまでもありません。

会議もオンラインに最適化できる部分は最適化しつつ、「ここぞ!」というときに対面会議が発揮できるようなメリハリを、緊急事態宣言後は継続していきたいなと思います。

とりとめもない雑談でしたが、本日は以上にて。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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