こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
私のチラシ(政策レポート)には、
「区内であれば、出張都政報告に伺います!」
と書いてありまして、この度は十条地区の方々から、
駅周辺の再開発について意見交換をしたいとのお申し出がありました。
現在、私の地元十条駅付近は
●埼京線の踏切立体交差化事業
●西口駅前の再開発事業
●東口駅前の再開発事業
●補助73号線の新設
等などの再開発プランが目白押しであり、
その常として根強い反対運動が起こっているのが現状です。
(十条駅前の様子)
で、今回お呼びいただいたのは、
こうした一連の再開発に極めて慎重な方々の集まり。
私はどちらかで分類すれば再開発肯定派なので、立場は異なります。
ですが、得てして考えが違う人たちとの意見交換の中にこそ
貴重な発見があるものですし、対話をしなければ永遠に理解し合うことはできません。
なので私は都合がつく限り、お招きいただければ
こうした貴重な機会にはありがたく出席させていただきたいと思っています。
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しかしまあ、立場が真反対なわけですから、当然議論は白熱するわけで(苦笑)。
「十条は落ち着いた静かな街なのだから、このままそっとしておいて欲しい」
というのは年配の方や、長年この地域で暮らしている方に
特に多い意見で、そのお気持ちは非常によくわかります。
(なんて若造の私が言うと、また怒られるのですが…)
しかし一方で、これほど都心に近く、大学や商店街もあって賑わう十条が、
静かにゆっくりと衰退していく街で良いのか!という意見もたくさんあるわけです。
「駅前を再開発したって、どうせ若者はここに住んだり、買い物をしたりするわけじゃない」
「人口も交通量も次第に減っていくのだから、あえて再開発をする必要はない」
ということを言われると、
30年・40年先までこの地域で生き続ける(であろう)人間としては、
ちょっと熱くなって言い返したくなってしまうんですよね…。
私たち若い世代は、物心ついた時から成長の止まった社会で生きてきました。
高度経済成長期も、バブルの狂乱期も知りません。
それゆえにこのまま社会や街が衰えていくのを、
よしとして見過ごす気にはどうしてもなれないのです。
若者が定着しない・住まないなら、「住みたくなる街」「遊びに来たくなる街」を創ろう。
人口や交通量が激増するような、賑わいを出す再開発をやってやろう。
静かな停滞より、チャレンジをしようじゃない…!
そう考えている人たちが、若い世代には多いように感じています。
もちろん、全員が全員そうではありませんし、私の考えが世代の代表だなんて思っていません。
ただ町内会や自治会にせよ、こうした週末に行われる有志の勉強会にせよ、
20代・30代の若者の姿を見かけることはまずありません。
だからこそ私が、そうした世代の声を逆に
こうした場で伝える必要があるのではないかと考え、
本日は僭越ながら率直な思いを私もぶつけさせていただいたつもりです。
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そんなこんなで本日の意見交換会は予定を大幅に超過するほど白熱しまして、
私も熱くなって強い口調で言い過ぎてしまったなあ…と反省をしている次第です。
一方で計画の内容についての意見は異なれど、とにかくこうした行政の再開発計画については、
住民側との対話や意見交換が極端に少ないのが大きな問題だという共通認識は確認できましたし、
都にしっかりと改善を訴えていきたいと思っています。
住民と行政をつなぐ役割も、地元選出の議員の役割の一つ。
立場や意見は異なれど、今後もしっかりと地域の方々と意見を交わし、
改善点や「落とし所」を探る努力を続けていきたいと思います。
お招きいただいた十条地区有志の皆さま、
本日は誠にありがとうございました。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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