初めて「本気」になったのは、19歳のときだったかもしれない。
「日本一の学園祭を創る」
「早稲田が一番であることを証明したい」
そんな漠然とした夢を語る先輩たちの背中を、夢中で追いかけた。
それからの大学生活は365日、早稲田祭が隣にあった。
そんな自分の大学生活の結末は、ほろ苦いもので。
「挫折」なんていうのはおこがましいけれど、誰よりも愛していた
早稲田祭運営スタッフという組織で、自分は代表にも役員にもなれなかった。
やりたいと思っていたことは何一つ実現できなくて、
打ち上げで達成感とともに涙を流す同期の役員たちを横に、
ただただ悔し涙を流し続けるだけの自分がいた。
きっと永遠に埋まることのない、自分の中の欠落したピース。
それでも早稲田祭にかけた自分の青春に何一つ後悔なんてなくて、
生まれ変わってもまた、早稲田祭をやりたいと心から思う。
とてつもなく悔しい思いをして、何度も諦めそうになって、
それでも仲間たちと最後に肩を組んだあの想い出があるから、
何歳になっても前を向いて歩いていける。
自分ができなかったことを、後輩たちが少しずつ形にしてくれて、
ステージを見上げれば10年前の自分のように、愚直に夢を叫んでいる学生がいる。
1年に1度、こんな素敵な機会に巡り合えるのだから、これほど贅沢なことはない。
…なんで赤フンを履いているのかは置いといて。。
とてつもなく理不尽で、これまであったどんなことよりもしんどくて、
心が折れそうになる政界の毎日で、自分を支え続けるもの。
その支柱の一つにあるのは、紛れもなく学生時代の自分。
何度も何度も、何度も諦めそうになるけど、
そんな自分を叱咤激励するのは、あの頃の自分を映す学生たちの姿。
今年も最高の祭りを魅せてくれた早稲田祭運営スタッフの後輩たちに、ありがとう。
祭りを作り上げたすべての参加者、来場者たちに大感謝。
永遠に失ったあの時のピースが、未来にあることを信じて、
私は明日からも全力で歩み続けます。
14回目の早稲田祭に、心からの愛をこめて。
おときた駿
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おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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