正解は…1964年の東京大会です!
つまり、東京こそが現在の「パラリンピック」の原型が
生み出された場所であり、2020年はパラリンピックにとって
原点回帰の特別な大会と言えるでしょう。
しかしながらいま、オリンピックと比べてパラリンピックは
どうしても注目度が落ち、盛り上がりにかけるのが現状ではないでしょうか。
実際、現在もソチではパラリンピックが行われていますが、
メディア報道は格段に少なくなり、「え、そんなのやってるの?」
という方だっていらっしゃると思います。
まったく同じような盛り上がりといかなくても、健常者と障がい者の垣根を超えるため、
この現状をなんとか打破し、新しいパラリンピックの形を示す・魅せるのが、
その原点である東京の使命ではないでしょうか。
■
こうした理由から、みんなの党は大会の通称を
「パラリンピック・オリンピック大会」とすることを提唱し、
また先の国会でも松田公太参議院議員より
「パラリンピック大会を先に開催するべきではないか?」
と質問した経緯があります。
オリンピックが終わった静けさの中で
http://ameblo.jp/koutamatsuda/entry-11781254476.html
「世界一の、新しいパラリンピック」開催に向けて舛添知事は
どのような姿勢で臨まれるおつもりか、その姿勢を質問いたしました。
実は(実はも何もないのですが…)質問に対する答弁は、
予めその原稿が答弁者(この場合は知事)および質問者(議員)に
ペーパーで渡されておりまして、基本的にはそれが読みあげられるだけです。
この質問に対して答弁書には、
「社会的にも大きな意義を持った祭典で、2020年に向けて町や施設のバリアフリー化を~」
といったあたりさわりのない内容しかなかったのですが、
ここで舛添知事が男気をみせます。ペーパーになかったまったくのアドリブで、
・オリンピアンとパラリンピアンのメダリスト報酬には格差がある
・この格差をなんとか、みなさんの力で同額にもっていきたい
との答弁がありました。
なんどか書いているとおり、議会での発言には強い拘束力が発生します。
以前からインタビューなどでは意欲を見せていた知事ですが、
答弁書なかった(おそらく止められた?)発言を入れてきたあたり、
本物の覚悟があるのでしょう。
現状のオリンピアンとパラリンピアンの
報奨金格差は以下の通りです。
金メダル 300万:100万
銀メダル 200万:70万
銅メダル 100万:50万
単に「同額にする」のではなく、「みんなの力で」と
含みを持たせているあたり、寄付やもしかしたら
クラウドファンディングかなにかを考えているのかも?!
みなさんは、報奨金の格差についてどのように思いますか?
パラリンピックを盛り上げるために、ほかにどんなことが必要だと思いますか?
組織委員会任せにするのではなく、議員の立場から
今後は具体的な提案を続けていきたいと思います。
それでは、今日はこの辺りで。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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