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所属委員会決定!…「委員会」ってなんだ?

都議会の話

8月8日、自分にとって初めての「議会」が開かれました。
今回の議会は選挙後、新しい議員たちで9月からの会期を迎えるにあたり、
議長や副議長などを選出する「臨時議会」と呼ばれるものです。

写真 (1)

写真

席番号は11番、議長席から見て右側の最前列です。
ちなみに議会の席順は基本的に会派ごとの年齢順。
若手が最前線に送られます(^^)


なお本会議中はデジタルデバイスの持ち込みは一切禁止されているので、
この写真は前日に議場見学したときに撮影したもの。

伝統のある議場に入って議会が始まると、

「ああ、本当に当選して議員になったのだなぁ…」

という実感がフツフツと。。

そんな初日の議会。
猪瀬知事が数十秒だけ遅刻すると、後ろの方の席から

「何やってんだ!」
「都議会ナメてんのかっ!!」

ひぇぇぇ((((;゜Д゜)))

議会名物の「ヤジ」ですが、傍聴席で聞くのと
自分が実際に議場にいて聞くのでは迫力が違いますなぁ…。
と、そんなところにも議員になったことを感じてみたり。

さて、臨時議会自体は波風もなく
全会一致で第一党の自民党から議長、第二党の公明党から副議長が選出され
厳かに終了したわけですが、この日に正式に

委員会(常任委員会)

の配属が決定されました。

■委員会とは何ぞや?

実はとっっても重要な議員活動の一つ。
条例などを決議する議会ですが、多くの人がご存知の通り、
そこで条例案を審議する時には大筋が決まっていることが通例です。

では、条例の内容について本格的に議論したり、
修正を加えたりするのはどこで行うのでしょうか??

それが、専門分野毎に別れた「常任委員会」なのですね。
東京都議会には、以下の9つの常任委員会があります。
※()内の数が所属議員の人数

◯総務委員会(15)
◯財政委員会(14)
◯文教委員会(14)
◯都市整備委員会(14)
◯厚生委員会(14)
◯経済・港湾委員会(14)
◯環境・建設委員会(14)
◯公営企業委員会(14)
◯警察・消防委員会(14)

都議会議員127名がひとりずつ、どこかの委員会に必ず所属して
掛け持ち・兼任することはできません。

議会日程の前や合間にこの「委員会」が適宜開かれ、
所属する委員会を専門分野として各議員は
知識や議論を深めていくことになります。

この委員会が実質的な審議の場になってしまうと、議会が形骸化するという
欠点もありますが、127人が一同で喧々諤々議論するよりも、専門分野を持った
14~15人で議論をした方が効率が良いというメリットもあります。

ではこの所属がどうやって決まるかというと、
ずばり「会派の人数」で決まってきます。

多くの分野の情報を得て議論に参加するためには、
当然すべての委員会に所属議員を出した方がいいわけです。

9人会派ならすべての委員会に一人ずつ、18人会派なら二人ずつ。
9で割り切れない数は、バランスを見て他の委員会に所属されていきます。

「みんなの党」は4人しかいないので、
残念ながらすべての委員会に所属議員を出すことができません…。
大会派の配属が終わった後、バランスをみて4つの委員会ポストが提示されるわけです。

長くなってきましたが、さらにこの委員会の中には

・委員長(1名)
・副委員長(2名)
・理事(3名)

という重要ポストがあります。
委員長・副委員長には特別手当も出ますし、
この三役は「理事会」に出席してさらに多くの情報を得ることができるようです。

で、このポストもずばり「会派の人数」によって決まります。
とはいえバランスを取るために、大会派がすべて独占するようなことはなく、
選挙における比例代表制度の「ドント方式」のようにポストが割り振られるようです。

ちなみに4人会派である「みんなの党」にも、

◯環境建設委員長
◯厚生副委員長
◯警察・消防理事

のポストが当てられました。

このように、すべての委員会に所属議員を出し、
強大な力を持つ「委員長」「副委員長」「理事」ポストを多く占めるためにも
とにかく「会派の人数」がポイントになるのです。

「民主主義は、数の論理だ!」

と叫んだ往年の大政治家がおりましたが、
制度を円滑に運営するにはこういう形になるのでしょうな…。

とはいえその中でも、先人たちの知恵で
少数会派にも委員長などが回ってくる仕組みになっているのですから、
改革勢力として少数ながらしっかりと活動していきたいと思います。

で、肝心のオトキタの所属ですが、
会派内のキャリアやバランスなどを鑑みた上で

警察・消防委員会 理事

に着任いたしました!

警察・消防分野なんて自分の政策でもあまり触れてない…!
と思いましたが、特に消防は災害対策などを司る分野。
被災地支援をずっと続けてきた自分には、ある意味ふさわしいのかもしれません。

色々と書いてきましたが、その委員会の中身については
まだまだ未知数のことばかりです。果たして都民の皆さまのために
活動できる組織なのかどうか、見極めてまたご報告していきたいと思います。

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改革四銃士、本格始動!
今度ともご指導ご鞭撻、宜しくお願いいたします。

右上:
両角みのる幹事長(総務委員会)
左上:
上田令子政調会長(環境・建設委員会委員長)
右下:
塩村あやか副政調会長(厚生副委員長)
左下:
おときた駿副幹事長(警察・消防理事)

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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