昨日4月4日の朝日新聞夕刊にて、
カラーで大きく取り上げていただきました!
(自治の力)「三つの財布」中身拝見
http://www.asahi.com/articles/DA3S11688776.html
きっかけは以前にも紹介した別件の記事の取材だったのですが、
統一地方選挙前ということもあって、特に朝日新聞は「政治と金」について
メディアの中厳しい追及を続けています。
【メモ】朝日新聞が、政務活動について気合の入った調査結果を公表しています
http://otokitashun.com/blog/memo/6680/
で、前回の取材の際にブログ上で収支を公開している話しで盛り上がりまして、
「ぶっちゃけ、どこまで財布の中身を公開できます?」
「一円単位で全部出せますよ、当然じゃないですか!キリッ」
と回答したところ、今回の企画につながったわけであります^^
紙面上のグラフだとややわかりにくいので、
彼らに提供した元データはこちら↓
※会計の都合上、月単位の収支報告書とはズレが生じている場合もございます
結論から見ると、自由に使えるお金は約36万円となりました!
パンパカパーン!
「自由に」といってもここから家賃や日々の生活費、
半分は私的な(マスコミや有力者などとの)会合費を捻出するので、
やはりほとんどは貯蓄には回せない状態が続いています…。
こうして俯瞰してみるのは自分としてもけっこう面白くて、
「サラリーマン時代と比べて、そんなに裕福になった気がしないなあ…」
と感じていた感覚はほぼ正しいことが証明されました。
サラリーマン時代の給与は月額40万に満たない程度、税金が引かれて35万弱だったので。。
私は独身・実家ぐらしなので、
まあバンバン毎日会合に参加して外食してもなんとかなってますが、
専業の奥さんや子どもがいたらけっこう厳しい懐事情かと思います。
■
かといって、これが都議の懐事情のスタンダードなわけではありません。
議員の仕事の仕方・お金の使い方は文字通り千差万別です。
私は駅前に単独で事務所を構え、専任の秘書を雇っていますが、
例えばこれをどちらも行わない都議会議員もいらっしゃいます。
すると、自由に使えるお金が単純計算で25万くらい増えるわけです。
そうするとかなり、リッチな立場になりますね!
ウェブサイトについても公式HPとソーシャルボイスラボと2つ運営し、
こまめに手を入れて最新・最適な状況を保っていますけど、
これもやらなければコストは大幅削減できるでしょう。
しかしながら例えば、秘書を雇わなければ経理などをすべて自分で行うことになり、
視察にいったり調査研究をしたり、まして毎日ブログを書く時間を捻出することは不可能になるでしょう。
(私の場合、パートではなくて専属を雇うことで、事務所の切り盛りを全面的に信頼して任せられています)
事務所についても、地元にも作業スペースがなければ仕事ははかどりませんし、
誰もが立ち寄りやすい場所に事務所をかまえることで、都民の声を集めやすくなっています。
こうした仕事・政治活動をどこで線引するかはまさに、
議員個人の政治判断にかかっているところですが、
「仕事を真面目にすればするほどお金が減る」
の意味を、なんとなくわかっていただけたのではないかと思います。
■
ちなみに大政党の都議は秘書も多数いて、事務所も大きい場合が多いのですが、
やはり大口の企業団体献金によって事務所運営をしている方が多いようです。
企業団体献金を受け取らない=貯金ができない・選挙資金を貯められない
ということで、いかにしがらみを作らずに政治家を続ける(当選し続ける)ことが
難しいかを痛感し続けている日々でございます。
まあ、曲げるつもりはありませんけどね!
そんな私の活動は、しつこいようですが皆さまの個人献金で支えられております。
2月からはこの支出にアルソック(警備会社)の費用が加わり、事務所の会計は火の車ですので、
節税がてらぜひご検討を宜しくお願いいたします…
おときた駿への献金のお願い
http://otokitashun.com/contribution/
これからも、透明性の高い政治活動を心がけて参ります。
(過去の給与関係の記事もぜひ御覧ください!)
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
twitter @otokita
Facebook おときた駿
Instagram @otokitashun
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