こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
@mori_arch_econo @nakazawa_mama2
情報です!昨日、築地厚生会館の前の駐車場で生田さんと音喜多さん
がお話ししてらしていたそうですよ。なんでかな?移転推進派の生田さんと仲がいいの?— リーサン (@buddha48rieko) 2016年9月7日
…なんか、
「オトキタが築地市場にお忍びで侵入していた!」
「しかも、移転推進派の仲卸と一緒だったらしいぞ!」
とネット上に書かれちゃいましたが(汗)、別に隠密行動でもなんでもなく、昨晩は番組出演で懇意になった仲卸・生田さんの案内で深夜の築地市場にお邪魔しておりました。
そして市場内を移動・運搬する話題の乗り物「ターレ」に同乗させていただき、築地市場内をぐるっと一周。市場内の道はかなり凹凸がひどく、両手でしっかりと捕まっていないと振り落とされそうに…。
乗りながら動画を撮影しようとしたのですが、安全上の観点からあっさり諦めました!←
「豊洲新市場のヘアピンカーブはターレでは曲がりきれず、大混乱不可避」
という報道も一部マスコミであったようですが、目の前で360°ターンを見せていただき、というか自分も乗せていただきながら360°ターンをしてもらい、その懸念は完全に払拭されました。
マイナス40°以上のマグロ冷凍庫の中なども拝見して、非常に有意義な体験をさせていただきました。
ちなみに今週来週あたりでもう一度、築地市場にはお邪魔させていただこうと思っています。隠密じゃないですよー!
私は移転推進派・慎重派・反対派など別け隔てなく、また大卸・仲卸・青果など様々な現場の方の意見に耳を傾け、ベストな形での移転決着を目指す所存です。
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そして開けて今日の午前中は、ついに豊洲新市場に行政視察で立ち入ることができました。
空調がなくオープンエアの中で業務が行われる築地市場と異なり、大卸→仲卸→消費者(事業者)に届くまで品物を徹底的に温度管理する「コールドチェーン」が、豊洲新市場の最大のウリの一つです。
大卸と仲卸の街区をつなぐ通路(パース)も4つ用意されており、築地市場よりも格段に動線が強化されています。前日の築地市場ターレ一周を経験していると、その差は一目瞭然…!
食品は一度も外気にさらされることなく、仲卸さんと購買事業者の元へと届きます。
こちらはメディア報道で話題の「マグロが切れない」仲卸さんのスペース。
確かに手狭なことは認めざるえませんが、これは法令で定められたスペースであり、パーテーションによる区切りも衛生管理上、法的に必要な措置だと定められています(いま、仕切りなしでやっている築地市場の運営に問題がある…)。
そこで都は、基本的には「2区画で1店舗」を基本単位としており、さらに経済的な事情などでどうしても1区画営業する仲卸さんのために、現場の声を反映して大型マグロなどをさばく共有スペースを7街区(大卸地区)に用意し、さらには6街区(仲卸地区)にも追加で増築しています。
このあたりの情報は、総合して勘案する必要があります。
こちらも「浅くて水が詰まる!思い切り排水が流せない!」と指摘されている排水溝。
豊洲新市場では、国際的な衛生管理手法である「HACCP(ハサップ)」の方針を採用しており、浅い排水溝は泥溜まりができて害虫が発生することを防ぐなど、清潔面・衛生面の処置として取られているものです。
参考:どんな市場を作ろうとしているの?
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/faq/04/
現在の築地市場では、ゴミや廃棄物をまとめて水で流して排水溝に…というずさんなオペレーションが(少なくとも一部では)行われており、排水溝の大元が詰まるなどのトラブルが頻出し、衛生面でも大きな問題になっています。
確かに小さなゴミなどを一緒に水で流せなくなれば、掃除をする手間が増えてしまうことは確かですが、これは衛生上やむを得ない措置(いまの築地のオペレーションを改善するための措置)とも言えるのです。
最後は各区画に設置されている、最先端の水質管理システムも見学。
地下水を常時モニタリングし、万が一汚染物質が基準値を超える水が検出されたら、その場で浄化できる浄化設備を備えています。
市場の中にいくつも水処理施設があるようなもので、これは圧巻(ある意味では過剰)とも言える設備投資でしょう。
もちろん、そのような設備投資を行わなければならない土地に、莫大なコストを払って新市場を建てたという政治決定には批判はあると思います。
しかしながら、とにもかくにもここまで来てしまえば、最後の水質モニタリング調査の結果をクリアして、豊洲新市場の安全対策は万全なものにしていただくしかありません。
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偶然にも築地市場→豊洲新市場を連日に渡って視察できたことで、より多くの知見を学ぶことができました。
以前から繰り返し述べているように、安全対策に万全を期すために移転を延期するという知事の決断は支持しています。一方で、老朽化や衛生面の問題を一刻もはやく解決するために、最終的には豊洲への移転を可及的速やかに進めるべきという考えに変わりはありません。
あとは豊洲新市場の耐震設計について、計算ミスなどが指摘されている件をしっかりと調査し、引き続き都民不安の解消と情報公開の徹底に努めていきたいと思います。
もちろん、なお移転に反対という方々の声も、同時に広く集めて改善策を考えていきます。引き続き、様々な情報をお寄せいただければ幸いです。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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