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「小池新党結成」は現時点では確実にないが、将来的には選択肢であり続ける理由

日々のこと

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

昨日は「小池知事とともに新しい都政を前進させる地方議員の会」が盛大に開催され、現職議員が40名超、有力支援者と合わせて70名以上のそうそうたるメンバーが一同に介しました。

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“小池新党”「選択肢のひとつ」 会合参加で布石?
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2842286.html

早速、「小池新党結成前夜か?!」ということで、多方面で取り上げられています。私からは都政の「ブラックボックス」の現状についてご報告させていただきまして、こちらの記事が内容を素晴らしく要約して下さっています。

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「小池新党」結成の前触れ?区議・市議らと会合(Japan In-depth)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160811-00010001-jindepth-pol

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そして満を持して登場した小池知事からは、

「このうねりは決して後戻りはしない」
「しっかりとネットワークを築きながら、前に進めていこう」

など、かなり際どい発言が連発され、その前段のマスコミ取材には「(新党結成も)一つの選択肢」と述べておられたそうです。

「じゃあ実際のところはどうなるの??」

というご質問は非常に多くいただくわけですが、私個人の見解を述べるならば、「新党という可能性は大いにありえるが、それは今ではない」ということになります。

まず、「政党」というのは特定の目的達成のために同志を集めるものですから、何かを成し遂げようと思うなら「政党結成」という手段を検討するのは、至極当然のことです。

ですが一方で、「政党をつくる」ということは「敵味方をはっきり分ける」ということも意味します。もちろん連立や選挙協力などの例外はありますが、基本的には自分の政党に入ったメンバーは味方、それ以外は敵という構図が明確になってしまうわけです。

これをいま、小池知事が都政でやってしまったらどうなるでしょうか?ほぼ確実に(?)新党に入ると思われる選挙応援をした都議は3名だけで、それ以外は敵ということになってしまいます。これでは事実上、都政運営は不可能になります。

必ずしも過半数を自らの勢力で占める必要はありませんが、キャスティングボートが握れる勢力を「選挙」でつくる見通しが立たなければ、政党をつくる意味はまったくないどころか逆効果になるわけですね。

都議選はすぐ目の前とはいえ、それでも残り10ヶ月、都議会はまだ、丸々3回の定例会と予算特別委員会が控えています。新知事は議会と向き合いながら都政を前に進めていくために、様々な選択肢を「武器」として見せていくのでしょう。

自民党や自民党都連としても、

「小池知事の好きにさせるわけにはいかない」
「さりとて、反発ばかりしていて『新党結成』に舵を切られても困る」

という状況の中で、除名問題や副知事人事、補正予算案への対応など、極めて難しい舵取りを迫られることになります。いずれにせよ、ターニングポイントは言わずもがな2017年6月の都議会議員選挙です。

その半年前~三ヶ月前が、一つのタイミングになるのではないでしょうか。

しばらくは「政局」が飛び交う東京都政ですが、あくまで目標は都民ファースト・政策ファーストの「東京大改革」を進めること。この原点を見失わないようにしながら、その渦中から引き続き皆さまにもわかりやすく状況をお伝えしていきたいと思います。

なお世間は夏休みに突入しますが、私は読書にコミケ街宣参加など、有意気に過ごしていく所存です(笑)。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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