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保育所より、障害児支援よりも韓国人学校?海外に熱心なあまり、都民が見えない舛添知事

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
本日は肢体不自由や医療的ケアの必要を持つ障害児たちが通う特別支援学校、
「北特別支援学校」の卒業式に出席させていただきました。

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数ある都立学校の式典の中でも特別支援学校は特別で、
公務の間をぬって必ず一つは参加するようにしています。

人よりも多くの困難に直面してきた親子たちが、
「卒業」という節目に涙を流す姿に、自分が政治家として
やらなければならないことを改めて感じることができるからです。

参考:特別支援学校の式典には、議員の数が少ないという現実に…
http://otokitashun.com/blog/daily/2845/

そんな中、一昨日から舛添知事が韓国人学校に
都有地を優先貸与するニュースが話題を呼んでいます。

韓国政府に学校用地貸与へ 朴大統領要請 都「全力で協力したい」
http://www.sankei.com/politics/news/160316/plt1603160046-n1.html

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(画像は知事の部屋より)

こちらの問題についてはすでにやながせ都議(おおさか維新)が
大きく取り上げて詳細な解説をして下さっておりますので、
私は書かなくても良いかなと思っていたのですが、

舛添知事は、韓国人学校より保育所をつくれ!
http://qq4q.biz/sKSh
舛添知事の反論。韓国人学校より保育所をつくれ!その2
http://qq4q.biz/sKSq

やっぱりこれ、どう考えても止めなきゃダメだろう
特別支援学校の式典中に強く感じたので、私も筆を執ります。

上記のリンク先でやながせ都議も触れているように、
障害児たちが通う大切な場である特別支援学校も、入学者の増加に対応できずに
都内でも慢性的な教室不足となっており、カーテンで仕切った教室を使うところも出てきています。

そして「保育園落ちた日本死ね!!!」の待機児童問題でお馴染みとなった
保育所不足や、介護の分野でも特養への待機老人が発生しているなど、
とにかく都民に向けた福祉施設の土地が圧倒的に足りません

これほど明白に都民が困窮している状況が足元にあるにも関わらず、
聡明であるはずの舛添知事は、こと海外が絡むと冷静な判断ができなくなるようです。

都議会で説明のつかない使途不明な海外出張を行うかと思えば、
今度は貴重な都有地を韓国人学校のために貸与検討をスタート。
いずれの行動・考えにおいても彼の目の中に、都民がいるとは到底思えません。

もちろん、韓国などの諸外国と友好関係を築くことを
否定する人は誰もいませんし、資源や土地が無尽蔵にあるのであれば、
韓国人学校に土地を貸してあげることも良いでしょう。

ですが現実は余裕があるどころか、
土地不足が深刻化する状況ですから、その優先順位の政治決定は
極めて慎重かつ、都民益を最善のものとして行わねばなりません。

報道にもあるようにこの舛添知事のスタンドプレイは、
前年の韓国訪問における朴大統領との面会で交わしてきた口約束に
端を発しているわけですが、都市「外交」の基本は便益の獲得です。闘いです。

韓国人学校への都有地貸与で、
われわれ都民が得られるものは何でしょうか?
本日の記者会見で知事は

「日本に居る韓国のこどもたちが将来の日韓の友好関係には重要である」

旨を述べており、もちろんその重要性は否定しません。
しかしながら、こうした教育の効果が出るのは10年単位を要しますし、
目の前で困っている待機児童・障害児たちとの優先順位は、火を見るよりも明らかでしょう。

日韓関係の改善は大事です。
大事だからこそ、今ここでこの手は明確に「悪手」です。

なぜ数ある外国の中で、「韓国」なのかという理由の説明ができないからです。
強いて言えば…舛添知事の名声が韓国で上がること?

舛添知事の理不尽で不可解とも言える韓国優遇策は逆に都民からの反発を招き、
桐島氏が指摘するように、いわゆる「ヘイトスピーチ」などの行為を
助長させる可能性
すらも否定できません。

今からでも遅くありません。
都有地の貸与は新宿区などに行い、基礎自治体の保育所新設を支援するべきです。
あるいは知事の言うように「教室に使うべき」なら、特別支援学校を検討するべきです。

考えを同じくする都議とも連携し、
この協議開始には強く異を唱えるとともに、
都民のために都有地が活用されるように求めてまいります。

それでは、また明日。

※舛添都知事に関連する過去記事はこちら↓
http://otokitashun.com/tag/%E8%88%9B%E6%B7%BB%E7%9F%A5%E4%BA%8B/

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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