こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
今日の記事では、昨晩友人たちと話していて盛り上がった雑談的なヨタ話をば。
【メモ】一気に窮地に追い込まれた東京五輪のエンブレム問題
http://otokitashun.com/blog/memo/8367/
先日キュレーションした東京五輪のエンブレム問題。
他の作品でのデザイン模倣が認められて収集がつかなくなっているわけですが、
「心の底で、というかけっこうあからさまに
『オリンピックの失敗』を願っている人たちがけっこうな数いる」
という事実を、そろそろ直視した方がいいと思うんですよね。
しかしこれ、どうしてなんでしょうね?ということを
各業界に務める友人たちと話し合った結果、
「オリンピックが、究極のリア充の祭典だから」
※リア充:リアルが充実している人の略。ネットスラング。
という結論に行きつきました。
言わずと知れたスポーツの祭典であるオリンピックって、
すんごい矮小化して言えば
「幼少期~思春期に同級生女子の視線を独り占めにしていた、
一部のフィジカル・エリートたちの集まり・お祭り」
なわけですよね。
バスケ部のAくんや、サッカー部のBくん的な(誰だよ)。
一方で、足が遅いという一点においてのみ虐げられ、
進学と同時にスクールカーストの底辺に配置された文系少年たちは、
そういった連中にものすごい複雑な感情を抱いています。
何度か言及していますが、「中高生の時にイケてなかった議員」という
アメトークのコーナーがあったら出演できるくらいの暗黒時代を持つ私には、
そうした人々の気持ちが良くわかります…。
そして
「リア充○ねー、爆発しろー」
というネットスラングに代表されるように、
そうした表舞台で華やかに活躍する人たちの足を引っ張るような行いが現在、
ネット上のいたるところで見られることは残念ながら事実です。
こうした主にネット上に生息するルサンチマンたちの怨念は、
時に暗黒の業火となって燃え上がり、すさまじいまでの執念とリサーチ力で
今回はデザイナーの佐野氏を文字通り燃やし尽くしてしまったと、こういうわけですね。
■
世の中に数多のリア充イベントがある中で、
なぜゆえオリンピックがこうまでターゲットにされるかといえば、
やはりそれは「一体化を強制されている感じへの抵抗」じゃないでしょうか。
例えばサッカーワールドカップとかは、
国際的・国民的な行事ではあるものの、あくまで一部の人たちのものです。
学校時代の例で言えば部活にあたるもので、参加は強制されません。
しかしオリンピックは、全員参加強制な体育の授業のドッヂボール、
あるいは体育祭の全員リレーみたいなもので、
「雨が降って、明日の体育祭が中止にならないかな」
「いっそ隕石が降って、学校の校庭がめちゃくちゃになればいい!」
という、非リア充少年少女たちの願望を呼び覚ますことになります。
東京オリンピックはいま、そんな感情たちの総攻撃を受けている状態と言えます。
■
特に結論めいたものはないので恐縮ですが、
競技場にユニフォーム、そしてエンブレムとすでに様々な壁にぶち当たる中、
この状況を2020年まで続けていくのはどう考えてもキツイです。
これからも数百億・数千億単位のお金が動く重要な意思決定が行われていくのに、
「粗探し」ではないですが、一つ一つの事象に総攻撃をかけられていくようでは、
とてもではありませんが物事がスムーズに進んでいくとは思えません。
精神論的な話になりますけど、
「もう一度、オリンピック成功のために、みんな心を一つにしよう!
あるいはいっそのこと逆に振って、
「オリンピックなんて、一部の興味ある人だけ盛り上がればいいんです!
そうじゃない人たちは、気にせずに他のことに邁進しましょう」
という機運を醸成させた方がいいんじゃないでしょうか。
なんてことを思った夏のお盆最後の夜です。
サザエさんシンドロームに罹患している社会人の皆さま、
明日はくれぐれも気を確かにご通勤くださいませ。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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Tags: オリンピック・パラリンピック, 雑談