もっと、新しい日本をつくろう

「道路=公共事業=悪」と思われがちだけど…

日々のこと, 都議会の話

先週から今週にかけまして、
おときた駿の都政レポート2014年1月号を
北区内の皆さまのお宅にポスティングさせていただきました。

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http://otokitashun.com/agenda/leaflet/

業者さんを使っての一斉ポスティングというのは
選挙前以来だったのですが、予想以上の反響があってびっくりしました!
お読みいただいた皆さま、本当にありがとうございます。

その裏面で大々的に取り上げさせていただいたのが、
十条~赤羽間の「補助第73号線」の建設計画。
現在、東京都では

「木密地域不燃化プロジェクト」
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/mokumitu/torikumi.html

の一貫として、主に木造住宅密集地域の
災害時の延焼予防、緊急導線の確保などを目的に
大規模な道路(特定整備路線)の建設計画がいくつか進んでいます。

多くの住居・住民の立ち退きを伴う事業ということで、
もちろん反対される方が少なからずいるのが事実です。

まして、駅前での街頭活動の中ではどうしても
そうした反対派の声が大きく聞こえてきます。
道路事業に反対する陳情もたくさん届きます。

そんな中でまず結論から申し上げますと、私はこの一連の東京都の
特定整備路線の建設計画は必要なもの・妥当なものと認識しています
その旨は、都政レポートにもはっきりと記載させていただきました。

多くのお叱りの声をいただくのではないかと、
正直ビクビクしながらの発信でした(苦笑)。
結果はしかし、反対の声もありましたが、同じくらいかそれ以上に

「将来のため、安全のためにも事業を進めてほしい」
「自分も立ち退き対象地域の住民だが、公共のために協力するつもりだ」

という声が届き、なんだか安心というか、
ほっとするとともに希望が湧いてきて嬉しく思いました。

「ムダな公共事業をするなら、もっと社会保障にカネを回して」

こうした声は実に多く寄せられます。
確かに、超高齢化が進むここ東京都では特に
高齢者向け福祉・社会保障の支出と必要性は膨らむ一方です。

しかしながら、目先の社会保障の充実に囚われるあまり、
将来への投資を行わないのは、政治の責任放棄ではないでしょうか。

敢えて乱暴な言い方をすれば…
高齢者向けの福祉にお金を注ぎ込んでも、形としては残念ながら何も残りません。
ですが、道路やインフラなら投資として、次世代に確実に引き継ぐことができます。

もちろん、高齢者を切り捨てろというわけではありません。
公共事業に、ムダなものが多かったことも事実でしょう。
事業者や既得権益のための道路工事は、厳に慎んでいかなければなりません。

大切なのはバランスです。

すでにわが国は破たんした社会保障制度によって
将来に多大なる負債を先送りし、世代間格差は1億円にものぼっています。
次世代の地域を担う若者たち、未来の子どもたちに

「災害時に強い、安心安全の街」
「産業発展のため、交通インフラが整った環境」

を残すこともまた、
今を生きる現役世代の責務ではないでしょうか。

「老い先短いのだから、長年住んだこの場所にいさせて欲しい」
「この地域への愛着が、オマエのような若造に何がわかる!」

と言われれば、強く言い返すことは難しいのも事実ですが…
未来への責任を果たすためにも、街に必要な事業に関しては
ご理解をいただきながらしっかりと促進していきたいと思います。

それでは、良い週末を!

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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