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都民ファースト「議員公用車廃止」公約の見送り報道…。世論を巻き込み大胆な改革を!

日々のこと

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

本日の夕刻、驚きのニュースがネット上に流れてきました。

都民ファーストの会は議員公用車廃止を「選挙後100日以内に実施」を公約として掲げており、その目標が未達成になってしまったことは、以前のブログでも取り上げた通りです。

この公約は勿論のこと私のお約束でもあり、改めて不徳の致すところをお詫び申し上げます。

こちらのインタビューを一読すると、公用車を巡る議論はさらに後退しているようにも見えます。

>他の自治体よりも高級車を使い、台数が多いと指摘されている議員公用車については、試算の結果、議員公用車を廃止するよりも、民間タクシー会社にハイヤーを頼む方が高コストと見込まれた、と説明。議員公用車の使用ルールに関して、木村氏は今後、委員長私案をまとめて検討を進めていきたい、とした。

(上記記事より抜粋、強調筆者)

議会改革検討委員会は、最終的な決定場面こそ「公開」で行われているものの、事実上の駆け引きが行われている「打ち合わせ会」は非公開となっており、どのような議論や試算がされているのか、都議会議員である我々にすらわかりません。

「試算の結果が高コストと見込まれた」とのことですが、どのような前提で数字を出しているのか、にわかには信じがたいという印象です。

議長車は高級車レクサスLS600hL、都議会自民党の合計利用日数が3,112日/年…都議会の公用車、その利用実態が判明!
http://otokitashun.com/blog/togikai/13254/

これまでの公用車の利用実態についてはこちらの過去ブログで詳述した通りですが、この運用実績を外部発注に当てはめれば、それは高コストになることは間違いありません。

しかしながら、都民ファーストの会はすでに内規で公用車の利用を事実上禁止しているはずであり、今期の都議会では公用車の利用実績はおそらく激減しています。

その実態を元に算出すれば、運転手付きの公用車を所有するより外部発注の方が高くなるということはないと思いますし、そもそもハイヤーなどが必要になるのは議長職くらいではないでしょうか。

こうした報道に対して、都民ファーストの会は「報道は事実ではない」という見解を出しています。

>本記事でインタビューに答えた木村委員長は、打合会で論点整理している段階における各会派の意見を基に、あくまでも公平な立場で今後予測される委員会の議論の流れを説明したに過ぎません。

こうした誤解(?)を招かないためにも、やはり「打ち合わせ会」などの非公式会議は極力避けて、都民やメディアに開かれた場で議論が闘わされるべきではないでしょうか。

各地域の首長からも、厳しい意見が相次いでいます。多くの都民も、同じ思いを抱えているでしょう。

全会派一致を目指して議論を重ねることは大切ですが、「決めるときは決める」姿勢が求められていることも事実です。

現時点では議会改革検討委員会に入れていない少数会派の立場からも、意見書を積極的に提出するなど、出来る限り改革への働きかけを強めて参ります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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