こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
一昨日・昨日と地元北区のJR十条駅付近の小学校にて、埼京線の高架工事等に伴う再開発の説明会が行われました。
いまだにレトロな踏切の光景が残る十条の町並みですが、朝の通勤ラッシュ時には40分/1hもの時間に渡って踏切が閉まり続けるなど、交通渋滞を起こす原因としてこの改善が待望されています。
住民の悲願が実り、ようやくこの踏切除去作業がスタートされようとしているのですが、採用された方式は「高架式」。
簡単に言うと立体化をして踏切をなくす方式を取るわけですが、この方式だと周辺環境への影響は大きく、道路整備も含めて民家の立ち退きなどが少なからず発生します。
そこで地域住民の一部の方々は、周辺環境に比較的影響の少ない「地下化」を求めてきたわけですが、高架式に比べて地下化の場合はだいたい1.5倍~2倍程度の工期・費用となります。
もちろん工期・費用だけが理由ではありませんが、ここに地理的・技術的な条件なども加味して高架式が正式案として採用され、現在はその案について住民説明を行うタームに入っているわけですね。
このやり方については正直、地域住民の間でも意見が別れています。
「高架式でかまわないから、いい加減に早く着工して進めて欲しい」
「いや、多少の時間がかかっても、地下化で推し進めるべき」
という意見は、肌感覚では半々くらいで拮抗しているように感じます。
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こうした状況下において東京都は、しっかりと地域の方々に対して
「なぜ高架方式がベストなのか」
「この再開発により、十条の街がいかに良い方向に変わっていくか」
をプレゼンテーションし、納得していただく必要があります。
…にもかかわらず、東京都の説明会のやり方はお世辞にも褒められたものではないと思います。
前回の説明会の時から非常に気になっていたのですが、なぜか肝心の説明がスライドショー+テープの垂れ流しで、女性の声で説明が延々と流れるのみ。これが45分ほど続きます。
文字通り自分たちの生活や人生がかかっている住民の方々に対して、機会的な声調で
「安全で良好な住宅地を形成します」
「皆さまの理解とご協力をお願い致します」
と言われたところで、カチンと来る人はいても納得する人は皆無ではないでしょうか。
プレゼンテーションというのは、内容の正確さ以上に語り手の想いや情熱が説得力を大きく左右します。
「絶対反対!」という人の気持ちを動かすことは困難でも、「どうなんだろうな…?」と思っている中間層の心を動かすためには、少なくとも担当者が責任を持って、自分の言葉で住民に対して語りかけるべきではないでしょうか。
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予想通り、その後の質疑応答では反対派の方々が次々と声をあげ、説明会の心象としてはかなり厳しいものになりました。
プレゼンの正確性を期すためにテープでの説明方式を取っているのでしょうが、それがいかにも役人的な発想です。どうせ質疑応答はガチンコのやり取りになるのですから、最初から生の肉声でやった方が遥かに良いと私は思います。
ただでさえ、東京五輪や豊洲新市場問題で多大なる財源を投資している東京都において、「地下化だと過剰にお金がかかる」と言ったところで、納得する都民はほとんどいません。
その他の技術的な要素などを比較検討したデータを詳細に打ち出し、きめ細かな説明をしていくことが再開発を進める上で不可欠です。
私個人としてはスピード重視で、高架方式による再開発についても一定の理解を示しているところですが、このやり方で都・区・JRが工事を完遂することは難しいのではと感じています。
説明会の方法や開示資料の質・量について改善がなされるよう、私の方からも働きかけを続けていきたいと思います。
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週末の夜は家族と過ごす時間を取ることができ、今日はママと娘のリクエストで「ナスとベーコンとモッツァレラチーズのトマトクリームパスタ」を作成。料理名ながっ!
料理は一人暮らし時代にけっこうやってて苦になりませんが、ママの指導で盛り付けの腕がメキメキ上達している気がします。
けっこう食材をふんだんに使ってしまうので、私が料理するとコスパが悪いのが欠点ですが…。
いよいよ妻も妊娠9ヶ月目に突入で、予定日は12月2日。妊娠・出産グッズについて詳しくなる今日このごろですが、妊娠線を予防するクリームをたくさん入手してママはご機嫌の模様です。
色々と試してみましたが、テクスチャー(感触)・香りなど含めてこの「ナチュラルマーククリーム」が夫婦ともどもお気に入りです。出産後は赤ちゃんにも使えるとのことで、残ってしまっても安心ですね^^
家族3人で過ごす時間も残り一ヶ月と少し。多忙な毎日ですが、家族の時間も大事にしていきたいと思います。
明日17日はTBS「ビビット」に東京五輪ネタでスタジオ出演、21時からはクイズバラエティ「Qさま!」にも登場します。よろしければご覧くださいませ。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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Tags: 北区のこと