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政治家から見た、「子育て層の政治に対する影響力」の弱さ

日々のこと,

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政治が子育て層を簡単に無視できる、投票率以外の大きな理由
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一昨日に私も、若年層が残念ながら票にならないため、
政治家たちが子育て支援・待機児童問題の解決に熱心にならないことを
述べさせていただきましたが、駒崎弘樹さんがもっと突っ込んだ指摘をして下さってます。

これ、政治家の立場から言ったら炎上するんだろうな…
と思いつつ、火中の栗を拾いに行きます。

まず駒崎氏の言うように、

・子育て世代は「当事者期間」が短い=人数がさらに少ない
・ゆえに、政治家に対する継続的なロビー活動が極めて弱い

※ロビー活動:政策実現を働きかける活動のこと

というのは本当です。
それどころか当事者期間を抜けだした人たちは、

「私たちも苦労したんだから、まあ頑張って」

と言わんばかりに同情心をなくして無関心になったり、
下手をすると後人にも苦労を押し付けるマインドを
持つようになるのかもしれません。

そして子育て当事者は仕事・子育てにとあまりにも多忙なので、
赤ちゃんを抱えて平日の議会にまで来ることはほとんどできません。
なので議員・政治家たちに、魂の叫びは伝わっていない可能性が高いです。

一方で記事にもあるように、例えば障害者団体の方々は、
当事者・その家族の方々が何度も何度も議会に足を運びます。
我々のような少数野党に対してさえそれはもう凄い熱心ですし、

「今度ぜひ、うちの施設に見学に来てください!!」

なんてお誘いもされるので、
そんなご縁で実際に私は放課後等デイサービスなどについて
政策提言をするようになったりしています。

子育て・保育系の陳情・請願もゼロではありませんが、
やっぱり数は圧倒的に少ないし、

「何がなんでも会ってください、15分だけでも時間を下さい!」

という勢いはなかなか…というところでしょうか。
そして時に署名を何千筆も集めるような熱心で的確な訴えがあっても、
なぜか○産党議員の紹介をつけてしまうがため、あっさりと議会で無視されたりしています。

…ちょっと話はそれますが、これって社会福祉系のロビー活動失敗の典型例でして。
手を差し伸べてくれたからといってうっかり特定政党色をつけてしまうと、
完全に逆効果でロクに審議すらされないことが多々あるんですね。。

そんな話はまた機会を改めて取り上げたいところですが、
まさに「投票だけが声を届ける方法じゃない」ので、こうしたロビー活動の
ノウハウの普及も今後はますます重要になると思います。

私もつたない経験も、お役に立てたいと考える次第です。
必要とあらば、ぜひご連絡をいただければと存じます。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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