東京から、あたらしくしよう

【Vol.13】東京都議会議員おときた駿メールマガジン

メールマガジンアーカイブ

―◇ 目 次 ◇―――――――――――――――――――――――――――

[1] ブログに書けない、政治のセカイ
-「公平・平等」に縛られる行政に、頼りすぎてはいけない-

[2] この本を読もうよ!
-来るべき民主主義
小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題-

[3] あの頃…
-クールビズでも、半袖Yシャツは一枚も持ってない理由-

[4] お知らせ
-10/4(土)第2回タウンミーティング開催、個人献金のお願い他-

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[1] ブログに書けない、政治のセカイ
-「公平・平等」に縛られる行政に、頼りすぎてはいけない-

ブログでご報告させていただいた通り、
先日は原発立地体である柏崎市の「シティセールス」を視察しました。
http://otokitashun.com/blog/daily/4149/

上記の記事とも重複する部分がありますが、
率直に行政がこうした「シティセールス」を主導することは、
非常に難しいと感じた次第です。

何かを「売る」ということは、「ウリ」を作るということです。
どんな分野でも、「あれもこれも素晴らしい!」という商品では
爆発的ヒットは難しく、どこかしらに強みを特化する必要があります。

ところが、行政というのはこうした作業が極めて苦手です。
これは何も、行政がダメだとか担当者が無能だというわけではありません。
行政が「そういうもの」だからです。そして「そういうもの」であるべきでもあります。

行政の基本原理は「公平・平等」です。彼らのすることで、
誰かだけに利益や不利益が出ることは、基本的に許されません。

そしてこの「シティセールス」に関して言えば、例えば
「○○市の強みは、センベイでいきます!」と行政が決めたとする。
すると、クッキーが売れなくなって、クッキー業者は不利益を被るかもしれない…。

それゆえ、行政は何かを「売る」という行為自体が苦手だし、
ポイントを絞ることも、その存在意義ゆえにできないことになります。
実際、柏崎市で夜に地元の方々とご飯を食べたのですが、

「柏崎の強みを絞りたいのだが、一つにすることには行政が反対する」

とボヤいている方がいらっしゃり、
個人的にはその確信を強めたところです。

これからあらゆる地方都市が経済的な困難に直面しますが、
「公平・平等」が行動原理の行政には、良くも悪くも「攻め」の部分に
過剰な期待をかけることは禁物ではないかと思います。

国からの補助で地方自治体が成り立つ時代も
終わりを告げつつある現在。地方に限らず、行政に頼らずに
自立できる経済活動・人材育成がますます重要だと考える次第です。

[2] この本を読もうよ!
-来るべき民主主義
小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題-

今回は、政治&哲学系の本のご紹介。

来るべき民主主義
小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題 / 國分功一郎
http://www.amazon.co.jp/dp/4344983165/ref=cm_sw_r_tw_dp_zdx8tb1KTSV71

小平市の都道328号線の反対運動に実際に携わった、
若手気鋭哲学者の著作。これは面白かったです。

この反対運動は(私も知らなかったのですが)、
いわゆる「市民運動家」たちが中心に行われたのではなく、
かなり現実的で地に足のついた活動だったようです。

それに参加する中で筆者は、民主主義の重大な欠陥に気づく。
民主主義はその起源から、「立法権」への参加=民主主義だと捉えてきた。

しかしながら、今の多くの先進国では、立法府(議会)が
政策決定をするわけではない。道路などは、行政が計画して決定する。
そこにはどこにも、住民の意思が反映する仕組みがない…。

果たして投票をして、議会に代表者を送り込むことだけが「民主主義」なのか?
行政施策への住民参加は、どうして排除されるのか?
行政にも住民が関与する仕組みに、可能性はないのか?

タイトル通り「来るべき民主主義」を考える頭の体操として、
どんな主義主張をお持ちの立場でも参考になるかと思います。
夏の終わりに、ご一読をいかがでしょうか?

[3] あの頃【雑談】…
-クールビズでも、半袖Yシャツは一枚も持ってない理由-

夏真っ盛りですね。
確かに暑い毎日ですけど、小泉政権時代に「クールビス」が浸透してから、
スーツのジャケットとネクタイが不要になったのは本当に画期的です。

ところで、ビジネスカジュアルという名でチャラい格好をしている(?)
私ですが、スーツ用の「半袖シャツ」というのは一枚も持っていません。
スーツの時は、かっちり長袖シャツを着ます。ジャケットもあまり脱ぎません。

まあ単に、半袖のYシャツがあまり若者らしくないというのがありつつも、
学生時代には別にこだわりがなくて、バイトの時は半袖シャツも着てました。
ところが新卒で入ったブランド会社にて、最初の上司の方から

「百貨店に出入りする人間は、半袖シャツなんて着ないものなんだ!」

と教わり、そのインパクトがあまりに強かったため、
今も律儀にその教えを守っています(笑)。

彼は有名百貨店からブランド会社に転職してきた、
年齢は50に近いのにかなりファッショナブルな男性で、
スーツや外見にかなりのこだわりを持っておりました。

半袖シャツは一つの例に過ぎず、要は「スーツ」や「ファッション」
にはルールがあり、暑いからと言ってその流儀を崩すのは
「大変ダサくて格好悪いこと」だと伝えたかったようなんですね。

じゃあなんでネクタイはしなくていいんだと言われると
なかなか反論が難しいところではあるものの(苦笑)、
私も前職で培ったファッション流儀というのは今でも大事にしています。

なんかその反動からか、私服の評価は著しく低いのですが←、
男性が毎日着る「スーツ」は、こだわりを持つとなかなか面白いものですよ。
暑いからこそ、かっちりスーツを着こなす男性は格好いいですね!

[4] お知らせ
-10/4(土)第2回タウンミーティング開催、個人献金のお願い他い-

1.
下記の内容で、第2回のタウンミーティングを行います。
先着25名となりますので、お早目にお申込みください!
メルマガ読者は優先します^^

第2回 おときた駿タウンミーティング
「地方議会はなぜ、腐敗するのか?(仮)」

日時:10月4日(土)10:00~11:30
場所:北とぴあ会議室(JR王子駅徒歩3分)
会費:無料
定員:25名(先着順、区外の方も歓迎です!)

◆申し込みは、下記のフォームより◆
https://docs.google.com/forms/d/1qXLkkSBNU_QdUeS5RyLXQt9X9_-SLp3HN0ORLAxVce0/viewform?usp=send_form

2.
学生・新社会人対象に「リーダー塾」を開催しております。
次回は9月14日(日)10:00~予定です。

きたれ若人!おときた駿「超リーダー塾」開講のお知らせ
http://otokitashun.com/blog/information/3555/

お申し込みはメールにて、お気軽にお問い合わせ下さい。

3.
日本にはまだまだ、政治家への個人献金が根付きません。
お金がなくても政治活動はできますが、多くのお金があれば
さらに様々な知識を得て、良質な情報を発信していくことが可能です。

「情報発信を頑張ってるを政治家を応援したい!」

と思う方がいらっしゃいましたら、おときた駿事務所は
いつでも個人献金を受け付けております。下記のフォームより
ご検討をいただければ大変幸いです。

おときた駿への献金のお願い
http://otokitashun.com/contribution/

今回も長々とおつきあいいただき、
誠にありがとうございました!

次回の配信は【9月中旬】を予定しております。

個人献金のお願い
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音喜多駿

音喜多駿/おときたしゅん
参議院議員(東京都選挙区) 39歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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