北区の住民意識に関するアンケート(最終結果)
9割近くは北区を住みやすい街だと評価、「交通アクセスの良さ」・「治安が良い」・「公園や文化施設が多い」が北区のイメージのTOP3
おときた駿事務所では、北区住民の意識調査を目的にアンケート調査を実施しました。最終結果について公表します。
1.北区の住みやすさについて
以下では、Q1からQ5までの5つの質問項目の回答を並べて表示しています。Q1とQ2のように現在の住みやすさが高く評価されている一方で、Q3からQ5のような具体的な質問になると「(住みやすいと)あまり思わない」という回答が増えている点が特徴的でした。また、高齢者や子供のいる家庭よりも単身者(一人暮らし)の方が住みにくいイメージがあることは意外な結果でした。
Q1:北区は住みやすい街だと思いますか?
Q2:これからも北区に住み続けたいと思いますか?
Q3:北区は子どものいる家庭が住みやすい街だと思いますか?
Q4:北区は高齢者が住みやすい街だと思いますか?
Q5:北区は単身者(一人暮らし)が住みやすい街だと思いますか?
図1:北区の住みやすさ(N=665)※クリックすると拡大します。
2.北区のイメージについて
中間結果から大きな変化はなく、「交通アクセスの良さ」が8割近くから評価されていました。次いで、「治安が良い」、「公園や文化施設が多い」という回答が半数近くから挙がっており、多くの住民のイメージが一致していることが伺えます。ただし、「活気」や「見所」、「教育」といった質問に対してはポジティブな回答とネガティブな回答の差がそこまで大きくはなく、回答者によってイメージが分かれるところでした。なお、自由記述回答については、一部抜粋して以下に示しています。
図2:北区のイメージ(複数回答)※クリックすると拡大します。
<自由記述回答(一部抜粋)>
地味、地元のつながりが良い
子どもは育てやすい
老後は住みやすい
子育てには最適
“下町”のイメージ
第三者に住みやすさが伝わっていない
年寄りも新しいものが好き
緑が多い
区画整理で日当たりが悪くなっている
お弁当屋多い
服屋多い
自転車のマナーが悪い
公園や文化施設は多いが、イメージとしては弱い
大きな会社がない
人が親切、優しい
特に赤羽の治安が悪い
人柄がいい
桜が多い
マンションが多い
子供が多い
税金・介護保険料・社会保障費が高い
バスが無料だからよく使う
総合病院が少ない
スーパーが近くにない
小道が多く消防車の入れない場所が多い
ボール遊びができる場所が少ない
昔からのつながりが強い
外国人が多い
タバコ等のマナーが悪い
介護施設が多い
気兼ねなく近所付き合いができる
安かろう悪かろうの店が多い
駅は栄えている
バスの便が悪くなることがある
お店がなくなってきた
子供のいる家庭にとって、医療費が多くかかる
高齢者にはデイサービスが充実している
ひとり暮らししやすく、女性のひとり暮らしも多い
交通アクセスに関して、中央線が遠い
塾が多く、教育への関心が高い
個人商店がなくなっている
昔に比べて川が汚くなった
つながり(近所付き合い)が多い
老人が多い
商店街が栄えている
警察が頑張っている
部活動などの多方面での学校の取組が薄いように感じる
他所からのイメージが極めて悪い。大きく誤解されていると感じる事が多い
坂が多い
3.北区選出の政治家が取り組むべき問題について
こちらも中間結果からの大きな変化はなかったものの、高齢化問題は6割近くに達するほど回答が集まっていました。次に少子化問題、教育問題、地域問題が並んでおり、地域密着型の課題への関心の高さが見られました。一方で、政治改革や国際問題といったイシューは1割に満たない程度でした。以下に示している自由記述回答では、再開発や病院問題への言及が多く見られました。
図3:北区選出の政治家が取り組むべき問題(複数選択)※クリックすると拡大します。
<自由記述回答(一部抜粋)>
憲法
景気回復
王子駅の改修
医療費、保険料が心配
公務員制度改革
災害対策
医療問題に取り組んでほしい
補助87号線(まったく進んでない)
都市計画
十条駅の再開発
社会福祉の見直し(主に生活保護)
大きな病院建設
自転車問題
駅前再開発
北区をもっと文化的に良い街にしてほしい
外交問題
原発問題
環境問題
国際的な領土問題を区としても意識すべき
政治への関心
買い物が不便
下水工事が遅い
治安
王子駅前の歩道の整備
賑わいのある街づくり
公共の場に子供用のおむつ替えスペースがもっと欲しい
老人ホームや保育所が少ない
ドッグランを作って欲しい(ペット大事に)
平面のまちづくりを(老人にやさしい)
駅前に水商売の店が増えて子どもに悪影響
赤羽駅のラッシュを何とかして欲しい(東京メトロ南北線なら良い)
議員定数削減
老人用に利用しやすい交通手段がほしい
病院が近くにない
児童養護施設をつくってほしい
若者目線で大きな問題を解決してほしい
福祉問題について取り組んでほしい
国防、9条改正
コミュニティバスを増やして欲しい
ブランディング
若年層の人口確保
野良猫問題
4.政治家への期待について
最終結果では、「期待していない(39.1%)」+「どうでもよい(9.8%)」が「期待している(44.4%)」を上回っていました。特に若い世代の方が「どうでもよい」とする回答が多く、政治家への信頼の低さが際立っているようです。政治不信に特効薬はありません。一歩ずつ、政治家が信頼されるような社会を作っていくために努力していくしかないのではないでしょうか。
図4:世代別政治家への期待(N=665)※クリックすると拡大します。
5.最後に
アンケートにご協力いただいた多くの方々にこの場を借りて御礼申し上げます。ホームページへの掲載にあたっては、一部自由記述を省略、要約等させていただいたのですが、コメント自体には全て目を通しました。いただいた多くの住民の声を参考に、おときた駿及びおときた駿事務所の今後の活動につなげていきたいと考えております。今後とも、宜しくお願い申し上げます。