ひらけ、東京!!

都のブラックボックス、また一つ解消!プロポーザル方式(企画提案方式)における審査メンバー、公開の流れへ

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

今日はオリンピックパラリンピック推進特別委員会にて、8月のリオ五輪関連する職員の出張や各種イベントについての質疑が行われました。

その中で私が取り上げたのは、

東京2020ライブサイト in 2016
https://tokyo2020.jp/jp/special/rio-to-tokyo/live-sites-in-2016/

リオ五輪を都内2会場、東北被災地3会場で中継していたこちらのイベント。

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資料要求をしたところ、予算は約10億円に対して、支出額は9億9千9百万円と綺麗に予算が消化されています。

そしてその内訳は9億7千万円以上が「運営委託費」となっており、こちらのイベントを実際に企画運営した事業者に支払われています。

ここからが本題になりますが、こちらはプロポーザル方式(企画提案方式)と言われる随意契約の一形態によって、株式会社電通さんが選ばれて5会場分を一括受託しているようです。

文字通りのプロポーザル(提案)方式のため、複数社によるコンペが行われて委託先が決まりますので、ある程度の競争性は担保されています。

しかしながら、透明性・公平性という観点から見ると、原則とされている競争入札に対して劣るのが実情です。

大規模で前例のないイベントになればなるほど、確実性や信頼を求めて競争入札は避けられる傾向にあります。その結果、受託できる企業は電通や博報堂など、大手に限られてしまうわけです。

これはある程度までは仕方のない部分もありますし、プロポーザル方式のすべてが悪とは申しませんが、競争入札をしないのであればできる限り透明性・公平性を確保するべきであることは言うまでもありません。

ところが、都がプロポーザル方式を行う場合、以下の問題点があります

・外部審査委員の比率が低い
・外部審査委員が事後でも公表されない

まず前者は、今回のケースだと審査委員8名中2名のみ。6名は都職員となっており、外部審査委員の比率は25%です。

そもそも今回のライブサイト企画をプロポーザル方式にしたのは、

「これまで都にはノウハウがない大規模なイベントであるから」

ということが理由の一つとして答弁されています。であれば、残念ながら都職員にはこのようなイベントの良し悪しを判断するスキルはないわけで、6名が何を見たのかは甚だ疑問です。

比率としては半分、50%程度は外部審査委員を採用しても良いのではないでしょうか。

そしてもっと大きな問題は、後者。外部審査委員が公表されていないんです。

事前に公表しない理由は、審査委員への働きかけを防ぐ等の理由から理解できます。

しかしながら、事後については公表しても差し障りはないはずで、むしろ審査内容が適正であったかを検証するためにも積極的な公表を行うべきです。

審査委員が公表されなければ、

・いつも同じメンバーで
・お馴染みの「御用学者」が選定にお墨付きを与え続ける

なんてことも、理論的には可能になってしまいます(都が現状、そうなっているわけではないと信じておりますが!)。

よって私はかねてからこの点を問題視しており、今回の質疑においても見直しを提案したというわけです。

で、どうせいつものゼロ回答だろう…と思っていたら、質問した方も驚くべき答弁が!!

「当局における契約後の公表について、透明性の向上の観点から改めて検証していきます

こ、これは革命的!!

行政チックな話で恐縮ですが、役人がここまで踏み込んだ答弁をするというのは、ほとんど早晩に「やる」と約束したようなものです。

外部審査委員が適切に公開されるようになれば、審査を依頼する側・審査を受ける側、両者に対して良い意味での緊張感が生まれます。

またプロポーザル方式での受注が多い企業にとっても、「いつも同じところが選定されてない?」というあらぬ疑惑について払拭することができると、まさに情報公開は良いことづくめと言えます。

…何も悪いことをしていなければね。ボソッ

こうした答弁は、「都政の透明化に取り組む」という知事の強い姿勢がなければ、決して出てこなかったものだと断言できます。

実際にこれまで似たような質問をしても、ずっとゼロ回答でしたから…(号泣)。

小さな部分からでも(今回のはけっこう大きな変化だと思いますが)、都政のブラックボックスは確実に消滅に向かっています。

今回の答弁は「当局においては」ということで、仕組み上はオリンピック・パラリンピック準備局にのみ影響が及ぶ答弁になりますけど、全庁的にプロポーザル方式を採用する場合は審査委員の事後公表が早期に行われるよう、引き続き積極的な政策提言を続けていきたいと思います。

いやー、ポジティブな変化を目の当たりにできて、良かった!政治が動くってこういうことなんだなーと、しみじみ。

さらなる成果を出せるように頑張ります。それでは、また明日。

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おときた駿

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 33歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

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