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突撃!おときた駿がゆく!都知事候補者に全員会いますプロジェクト~番外8:舛添要一さん~

選挙の話

※これまでのあらすじはこちら。
http://otokitashun.com/tag/tochijisen2014/

選挙公報ますぞえ

舛添要一候補からは、

「残念ながら、スケジュール過多のため…」

と謝絶の旨の連絡がありました。
(正確に言うと、こちらから連絡をしてご回答をいただきました)

舛添候補については報道なども充実しておりますので、
政策を網羅するというより私なりの私見・所感を中心にお送り致します。

ますぞえ要一政策ページ
http://www.masuzoe.gr.jp/policy-2

■政策は充実、その優先順位は…?

まずもって、政策ページをご覧いただけるとわかる通り、
かなり網羅性が高く充実した内容になっております。
正直、すべての候補の中でもっともバランスが取れている気がします。

では、その優先順位はいかがなものでしょう?

すべての政治家に言えることですが、政策集を発表している候補者については、
その政策の並び順=優先順位だと思って間違いありません
(政策を見るとき、ちょっと基準にしてみて下さい)

その観点から舛添さんの興味関心の高さを並べてみると、

1.オリンピック・パラリンピック
2.防災対策
3.保育・介護・福祉などの社会保障
4.産業政策(エネルギー政策含む)
5.教育
6.都市外交
7.行政改革(都政改革)

となります。

原発・エネルギー問題を独立項目にしないあたりに、
「原発だけが争点じゃねえんだよ!」という強い意志を感じていいですね。
逆に「教育(脱ゆとり教育)」を独立させている部分は、注目に値するかもしれません。

6番と7番については、当初発表していた重要政策の柱にはなかったものなので、
急ごしらえで付けた感じもします。特に「行政改革」はお題目で終わりそうな気も…。

ちょっと面白いのは、6番「都市外交」。
この中にあったのが、

-江戸前寿司スタンダードの構築
(寿司アカデミーの設立と世界を対象にした寿司技術の認証)

なぜここを特に政策として強調( ゚Д゚)
しかも項目が都市外交。舛添さん、お寿司が好きなんだろうか…

■しがらみと決別し、実行できるのかが焦点

しかしながら、自民・公明・連合など、ありとあらゆる既得権益・業界団体に
支えられた知事が果たして公約を実現できるのか
、大いに疑問が残るところです。

例えば保育について、「規制緩和を国にも訴えかけていく」等と街頭演説で述べていましたが、
既存の認可保育業界団体あたりの反対であっさり腰折れしそうな気がします

利権の温床と言われるオリンピック・パラリンピックを最重要項目に
持ってきているあたりも不安を掻き立てます。猪瀬前知事退任の背景の一つに、
与党とのオリンピック利権の綱引きがあったことは想像に難くありませんので。
(猪瀬前知事は森元首相の五輪組織会長就任には最後まで反対していましたから)

議会で圧倒的多数を占める自民・公明と、どのような密約政策協定を交わして
都知事になろうとしているのか。この部分がクリアにならない限り、
無党派層の積極的な支援は受けられないでしょう(クリアになっても受けられないけど)。

■おときたによる総評

もし舛添知事が誕生すれば、議会与党と歩調を合わせた
いわゆる「安全運転」な都政運営になるでしょう。

しかし今、東京に求められているのは安全運転なのでしょうか?
日本でもっとも先進的でなければいけないはずの首都東京ですが、
都政の現場は旧態依然とした古い「慣習」がまかり通っています。

もし舛添さんが都知事になった暁には、大政党を飛び出て
新党「改革」を創り上げた際の改革精神を取り戻して欲しいものです。

そんなところで、残りの「主要」3候補に続く。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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