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政治家への信認は、選挙によって審判される。渡辺よしみ候補の「熊手事件」について

選挙の話,

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
本日はいよいよ、18日間(!)に渡る参院選の火蓋が切って落とされました。

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完全に無所属議員となった私は、
特定政党のために組織的な行動・応援は致しませんが、
個人としては大恩ある元みんなの党代表・渡辺よしみを応援します。

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朝イチは靖国神社にて、選挙当選祈願。保守政治家っぽくて良いですな!
(私も一応、保守政治家を自負しています)(右からも左からも仲間に入れてもらえないけど)

30秒動画も撮影してみたり。
政治家の動画にも関わらず100RTを超えるあたり、
やはりショート動画のリーチ数は高いですね。

さて、政治家・渡辺よしみと言えば、

「8億円熊手事件」

をイメージする方が多いのではないでしょうか。
大手化粧品会社社長から8億円という大金を借り入れ、
それを不適切な用途で使ったのではないかと問題になった事件です。

当時、みんなの党の代表であった渡辺よしみ氏は、
疑惑が大きく報じられた責任をとって党代表を辞任。
これが後の政党解散、そして自らの落選の遠因となりました。

「あの政治とカネの問題はどうなったんだ?」
「オトキタは舛添をぶっ叩いていたのに、こちらは問題ないのか?」

という疑念を持たれる方もいるかもしれません。
しかしながら本件は、まさしく「第三者」である検察の厳しい取り調べを経て、
法的にはまったく問題がなかったことはすでに証明されています

借り入れたお金のほとんどは、党運営(主に選挙の供託金)のために
渡辺よしみ個人からみんなの党に貸し付けされたものであり、その用途にはなんら問題なく、
またすでに8億円の借金自体も利子を付けて完済されています。

ただし…この件は、党運営のために使う用途で借りたお金にも関わらず、
その用途の一例として「大きな熊手を買った」と不用意な説明をしてしまったことが、
疑惑を拡大したすべての発端でした。

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当時の事情を振り返ってみれば、みんなの党は

「しがらみが一切ない」
「企業団体献金や、特定組織からの応援・推薦は受け取らない」

ことを党是としていました。そうした党に、いかに利子を付けて返す正当な借用金とはいえ、
いち企業から大きなお金が投下されているのが判明することで、
ブランドイメージが毀損されることを心配したのでしょう。

とっさに「主に自分自身の政治活動に充足したもの」という説明をしてしまい、
ここで出てきた単語が大きく報じられ、一連の疑惑につながりました。

実際に後ほど調べたところ、この借用金は党の願掛けに使われた
「熊手」の費用には充てられていませんでした。それは事実のようです。
ただ同様に、借用金が不適切な用途に使われたということもまた、一切ありませんでした。

この過程にある種の疑念を持たれる方がいるのは、致し方のないことだと思います。
広義の意味で、不適切な説明をした「道義的責任」の一つになるのかもしれません。

だからこそ今回、文字通りゼロからスタートする渡辺よしみ候補に、
選挙という民主主義のプロセスで審判を下していただきたいのです。
なぜなら、政治家の道義的責任を問い直せるのは、本来有権者による選挙だけだからです。

(完全に余談ですが、某舛添氏は自分に非がないと考えていたのであれば、
自ら一度身を引き出直し選挙をするべきだったと私は思ってます)

渡辺よしみ候補は、落選期間中に自らの過ちを潔く認め、
引退を決意したことも一度や二度ではなかったそうです。

それでも、許されるのならばもう一度、国政の舞台に立ちたい。
第三極という、絶対に必要な改革の灯火を、ここで絶やすわけにはいかない。

私は、そんな想いで再び立ち上がった渡辺よしみ候補を支援し、
「禊(みぞぎ)の選挙」をともに闘っていきたいと思っています。

私の古巣であるみんなの党はなくなってしまいましたので、
渡辺よしみはおおさか維新の会より「全国比例」で立候補しています。
全国どこでも、選挙権のある方であれば渡辺よしみに投票することができます。

比例代表を投票する「2枚目」の投票用紙には、
政党名ではなく候補者名を書くことができます。この得票数で当落が決まるのです。

争点なき参院選と呼ばれる中で、

「大きな政府VS小さな政府」
「社会民主主義VS自由経済主義」
「増税VS減税」

という対立軸は、絶対に残さなければいけません。
そのためには、真の改革政治家が国政の場に必要です。

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過ちは、確かにありました。
もう一度チャンスが与えられるかどうかは、皆さまからの審判次第。

私は、彼が国政に必要だと信じています。
厳しい目で行動や政策を見ていただき、7月10日の結果を受け入れたいと思います。

渡辺よしみオフィシャルサイト
http://watanabeyoshimi.wix.com/watanabeyoshimi

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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