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新大学一年生、福祉の問題について真剣に考える【インターン生日記】

インターン生日記

はじめまして、おときた駿事務所インターン生の相馬です!
先日は

「自治体と弁護士の連携 児童虐待防止のためにできること」

というイベントに行きました。

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※当日の詳細は、おときたブログにも↓
http://otokitashun.com/blog/daily/10967/

私は大学で社会福祉について勉強すると共に、子どもの貧困問題にも取り組んでいます。
その中で、虐待を受けていた子や現在も虐待を受けている子たちと
関わることもあるので、とても身近な問題です。

基調講演で仁藤夢乃さんが話していたことは、
仁藤さんの本を以前に読んでいたので知ってはいたのですが、
改めて話を聞くと児童相談所の対応や、一時保護には様々な問題があるなと思いました。

仁藤さんの活動の中で関わる女の子たちとは同世代であり、
私自身過去に様々なことを抱えているので、大人への不信感があり
行政に対しても良いイメージは持っていません。

また、親から虐待を受けていて一時保護にいたことのある知り合いは、
二度とあんなところには行きたくないと言っていて、
今は家に帰らず色んなところを点々としています。

一度子どもにマイナスイメージを与えてしまうと、子どもはもうそこには行きたくない、
頼りたくないとなってしまうのではないかと思っています。

そしてパネルディスカッションの中で一番印象に残っているのは、

・要対協(要保護児童対策地域協議会)について
・児童福祉司の専門性
・日本の親権の強さ

です。

私は要対協の仕組みは、とても良いと思っています。
私の住んでいる神奈川県では、子どもの貧困を改善するために要対協のような仕組みを作りました。
あらゆる機関で情報を共有することは、子どもの混乱を防ぐことにもなると思います。

2つ目の児童福祉司の専門性について、話を聞いてから少し調べてみました。
児童福祉司は社会福祉士や精神保健福祉士、医師は、児童福祉司任用資格を持っています。
ですが、任用資格保持者の全員が児童に関する専門的な知識を持っているとは限りません

これは私個人の意見ですが、児童福祉司として働く人は、
一定期間インターンしたり、何かしらの試験を受けたりした方がいいのではないか思います。
そうすることで子どもの混乱を防ぐことにつながると考えています。

三つ目の親権の強さですが、親権の話で一番初めにパッと思いつくものといえば、
児童養護施設を18歳で退所し、一人暮らしなどをする際に契約するために
親権者の同意が必要になって親に会わないといけないということです。

もしその子が、虐待をきっかけに児童養護施設に入所したのであれば、
18歳になったときに親に会わなくてはならないということは、
とても勇気がいりますし、怖いと思います。

子どもがそういう思いをせずに自立するためには、児童養護施設に入所した時点で
その子ども担当の弁護士がつくことが望ましいと思います。

その他にも、パネルディスカッションの最後に
弁護士会への注文で仁藤さん話していたのですが、

「当事者の声を聞く会をやりましょう!」

となった時に、未成年の子を登壇させるなら、
親の同意をもらえる子じゃないといけないということで、
その企画がなくなったというエピソードが心に残っています。

これと似たような話で、レイプの被害に遭った女の子が
アフターピルを買うために病院に連絡したところ、
「親御さんや警察に相談しましたか?」と聞かれ、

「親御さんと一緒ではないと処方ができないので、よく話してきてください。」

と言われたということです。
女の子は、誰にも相談したくないけど妊娠はしたくない、
だからSOSを出したのに親と一緒にと言われたらどうしようもありません。

仁藤さんの当事者の声を聞く会も親の同意がないといけないのは、
親から虐待などを受けていた場合、許可はとれませんよね。
それなのに同意が必要ということはおかしいと思います。

親の同意が必要ということで制限せずに、
もっとその出来事に柔軟に対応すべき
なのではないでしょうか。

長くなりましたが、先日の
「自治体と弁護士の連携 児童虐待防止のためにできること」の感想でした。

これからも私は、一つ一つ真剣に考え、私の意見を述べていきたいと思います。

(インターン生 相馬)

相馬美季 プロフィール

生まれも育ちも神奈川県
タイと日本のハーフ

政治とは関係のない福祉系大学に通う18歳。高校生のときにボランティア活動を通して様々な社会問題を知り、それをきっかけに政治に興味を持つ。子どもの貧困問題について取り組んでいます。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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