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議員ならば休日まで、その行動は束縛されるのか?【ほぼ雑談】

日々のこと

他党の話題で恐縮ですが、なんかすごいことになってるみたいです。
エイプリルフールの嘘ではなかった…!

維新・上西議員旅行問題 橋下最高顧問「議員辞職すべき」
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6155083

>維新の党の橋下最高顧問は、党所属の上西小百合議員が、体調不良を理由に国会を休んだ翌日から知人男性と旅行に出かけたとして、厳しく批判した。(中略)「(3月)13日に欠席して、14、15日に元気になったからといって、旅行に行くというのは、あってはならない。言語道断。(議員を)辞めた方がいいと思いますよ、あの人」と述べた。

渦中にいるのは、維新の党の上西代議士。

スクリーンショット 2015-04-02 22.49.46 (2)
http://uenishi-sayuri.com/

13日(金) 国会を欠席(予算案の決議を行った、最重要の日!)
14日(土)~15日(日) 知人男性と京都旅行(本人は「公務」と否定)

ということになっておりまして、
一方で橋下最高顧問と対照的に維新の党の国会議員団は

「土曜日と日曜日の行動は、われわれは関与しない」

というスタンスで、処分をしない方針だそうです。

うーん…これってどうなんでしょうね。。

13日にサボって旅行に行っていたなら、道義的にはアウトでしょう。
でも翌日からの14~15日であれば、社会人として褒められた行為とはもちろん言えませんが、
普通の会社員なら「嫌味を言われながらもギリギリセーフ」というところではないでしょうか。

税金から歳費・議員報酬をいただいている政治家には
一般社会人より厳しい目が注がれることは当然とはいえ、
議員辞職まで党内の重職が求めるのは異常事態とも思えます。

そもそも議員・政治家の行動って、どこまでが「仕事」なのか極めて線引がしづらいんですよね。
土日には地域行事や式典が立て込むことが普通なので、
休むとすれば休会中の平日に思い切って休むしかありません。

でも世間から見ればウィークデイに休んでいるため、
そういうところを目撃されたら「昼間っからサボって遊んでた!」と言われかねないわけで。。

国会議員でも地方議員でも、こういう

「四六時中見られている」
「一般的な社会的良識を超えた規範が求められる」

というプレッシャーは半端じゃなく、それとみな日々闘っています。
そうした中で、国会を病欠した翌日から旅行に行った彼女は一言でいえば

「脇が甘かった」

ということなのでしょう。
まあ橋下さんがここまで言及したというのは、
以前から何か問題行動があったことが推察されるところですけれど…

そうこうしていたら、国会を欠席した13日前日の夜に上西代議士は
六本木のショーパブで目撃されていたらしく、さらに事態は深刻化しているようです。

維新・上西議員、国会欠席前夜に都内のショーパブなど訪問
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150402-00000468-fnn-pol

このニュース内では江田代表もコメントをしておりますが、
政治家に対して発せられる

「説明責任をしっかり果たすべきだ」

というのは「責任を取って辞職しろ!」とほぼ同義ですので、
上西代議士の立場はさらに苦しくなったことが推察されます。

そしてこの問題を推移を左右するおそらく重要なポイントは、
彼女は比例選出なので辞職しても、党の議席数には1ミリもダメージがないことです。
怖い、怖すぎる…!

本来、議員の出処進退は本人が決めるべきものであり、
また選挙で有権者の審判を仰ぐべきものであると思いますが、
マスコミや党内を巻き込んでしまうとそうも言えなくなってしまいますね。。

地方議会を見渡せば、重要な委員会を欠席した日の夜に自分の結婚式を開いている豪の者もおり、
本当にこういうのはいつ、どのタイミングでマスコミに捉えられるかどうかなんだなーと痛感します。
見過ごさればOK、見つかったものはNG。

私もゆめゆめ気をつけたい思います。
365日働くぞーー!(ごめんなさい、それは無理です)

現場の地方議員からは以上です。
それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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