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消えゆく党で、国会議員と地方議員の関係を考える

日々のこと

昨晩は、恐らく最後となるみんなの党東京都総支部の総会がありました。

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(写真は松田公太総支部長のブログより)

地方議員にとっては突然の解党という事態を受けて、
我々からの質問・意見をぶつける場として設けられたものです。

「解党という重要な意思決定に、地方議員が参加できないのはおかしい」
「地方議員の声をもっと聴いてから決めるべきだった」

当然のことながら、所属地方議員からは
そうした声が多く出ました。私も自分なりに意見を述べましたので、
その部分だけをご説明し、残しておきたいと思います。

私はおそらく、みんなの党所属の地方議員としては少数意見だと思いますが、
党のことは国会議員が責任を持って決めればいいと思っているタイプです。
(意思決定の前に声くらいは聴いてほしいですけども)

「政党(公党)」は、国会議員が5名以上いて
初めて成立するものですし、

「地方議員も国会議員も、同じく民意で選ばれたもの同士。上も下もない!」

という方もいらっしゃいますが、その職責や獲得した票数からも、
組織論の観点からも、ヒエラルキーはあってしかるべきだと考えています。
(ただでさえ我の強い議員間に、上下関係がないなんて恐ろしすぎる)

政党とはもちろん、一義的には信託してくれた国民のために向くものです。
ただ上記の理由により、その有権者の多くから選ばれた国会議員が決めた選択に対して、
「地方議員も参加したかった」と言うつもりはありません。

しかしながら。

解党が決まったその日から、
地方議員たちは毎日のぼりを立てて駅にたち、

「期待してくださった皆さま、本当に申し訳ございません」

と何百回も頭を下げ、支援者に説明に回り、
ネット上でも多くの批判に晒されます。
そうした最前線の現場に立つのは、常に地方議員です。

今後、解党を決めた国会議員の皆さまが、
それぞれどのような道に進まれるかはわかりません。
中には、何らかの形で新党を立ち上げる、参加される方もいると思います。

その新党(公党)にもしまた、地方議員を加入させるというのなら、
こうした地方議員の姿を常に、頭の中に入れておいていただきたい。

私からは最後のメッセージとして、
国会議員の皆さまのそのようにお伝えさせていただきました。

私の今後の去就について、多くの方からご心配や質問をいただいております。
以前の記事でも触れた通り、当面の間は無所属で活動します

新党設立の動きや、地域政党の立ち上げ、他党からの声掛けもありますが、
しばらくは「なぜ、みんなの党は失敗したのか」等も含めて、
自分なりにしっかりと考える時間を持ちたいと思います。

ただ、特に政党色の強い東京都議会に身を置く立場として、
いつまでも無所属というのは現実的ではないことも確かです。
いずれまた、どこかの組織に所属することもあるかもしれません。

現時点ではあらゆる選択肢を排除せず、
自分の進むべき道を定めていくつもりです。

都議会会派の方は、政策が変わったわけではありませんので、
幹事長がおっしゃるようにこのまま4人で行動を共にします。
名前を変更しなければならないので、

「かがやけTokyo」

が新会派名となります。
ネーミングの発案者は私ではありません(笑)。

引き続き、ご指導ご鞭撻をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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