ひらけ、東京!!

話題の「子育て世帯臨時特例給付金」、配るのにかかる費用が202億円!

政策, 日々のこと

いよいよ昨日の4月1日から、消費税が8%になりました。
吉野家の牛丼が280円→300円になっており、悲しい限りです…。
(私の食生活も貧しい限りです)

さて、増税に伴い各種の負担軽減策がとられる中で、
先月末あたりには子育て世帯に一万円が支給される

「子育て世帯臨時特例給付金」

が話題になりました。

参考:
子育て世帯臨時特例給付金、子どもひとりにつき1万円ずつもらえるかも
http://ebisawayuki.com/blog/rinjikyuhu/

「全然しらなかった!告知が足りない!」
「申請しないともらえないなんて、不親切!」

という声が多く上がっておりましたし、
先日の美容師さんとの座談会でも

「行政の子育て支援策は、どこで調べればいいかわからない」

との意見を直接いただきました。
ホームページの見づらさ、情報へのアクセシビリティなどは
たしかに深刻な問題だと思います。改善に向けて取り組んでいかなければなりません。

とはいえ行政側も、まったく広報していないわけではありません。
新聞の折り込みチラシ、リーフレットの作成や配布等など、
地道(地味)な活動はむしろ過剰なぐらいやっています。

その結果、何が起こっているかと言いますと…

今回、この施策で給付される見込み金額は、1,271億円
これに対して、必要な事務経費がなんと202億円にものぼっているのです!

スクリーンショット 2014-04-02 15.22.52
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dl/kyufu_gaiyo.pdf

増税対策で約1,200億円を配るのに、必要な税金が約200億。
総予算1,473億円の内、13.7%もの税金が経費として溶けていきます…

もちろんこの経費は広報活動だけではなく、手続きの事務諸経費なども
込みの金額になりますが、このうちそれ相応の部分が周知徹底のための
宣伝費に充てられていることは間違いありません。

で、そこまでやっても新聞なんて見ない、ポストのチラシはゴミ箱行き、
役所に行くのは結婚離婚のときのみなんていう若い世代には

「宣伝が足りない!知らない!」

となるわけですね…。

まあ、この施策の場合は実際の給付は6月からで、
本格的な広報活動はこれからになるとのことですので、
ぜひとも皆さま役所が発行してる広報誌を(たまには)確認してみてください。

しかしながら、こうした事例が示すより根源的な問題は、
税金を配るのに税金を使うって、壮大な無駄づかいじゃないの?
という点に尽きます。

同様に増税に伴う負担軽減策の一環として行われる「臨時福祉給付金」は、
給付金額が3,000億円の見込みに対して事務経費が420億円。
こちらも10%以上の税金がコストとしてかかっています。

スクリーンショット 2014-04-02 15.25.11
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/rinjifukushikyuufukin/

こんなふうに税金を集めて配るというマッチポンプな作業にお金を浪費しても、
喜ぶのは仕事と権限が増える官僚機構・公務員組織だけで、景気対策にすらなりません。

「大きく集めて、大きく使う」

という『大きな政府』は、これほど非効率なものなのです。
確かに富めるものから貧しいものに予算を「再配分」するのは政府の
大事な役割の一つですが、それにはコストがかかることを忘れてはいけません。
(余談ですが、「軽減税率」なんて事務コストが高すぎる、最悪の選択肢です)

こうしたムダは最小限に抑えるために、そもそも税金は安い方がいいし、
政府・行政機構はスリムな方がいいと考える私のような政治家は、
『小さな政府』を趣向する自由主義者であると言われます。

この消費税の増税を機に、

「税金が増えて、負担が大きくなったチクショー!」
「でも給付金がもらえるらしいよ、ラッキー!」

で終わるのではなく、いま一度税金を政府が集める意味、
それを再配分する必要性とそのコストについて、考えてみるのはいかがでしょうか?

それでは、また明日!

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おときた駿

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 33歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

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