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東京都が「クラウドファンディング」の利用支援、手数料を一部補助へ

日々のこと

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

本日の知事記者会見で、また新しい事業の開始が発表されました。

小池知事が選挙(知事選)で公約した「フィンテック(金融×IT)活用」政策の一部とのことです。

主に対価などと引き換えに少額の寄付金を募る「クラウドファンディング」ですが、事業者に取られる手数料(1割~2割)が利用者にとってのボトルネックになってきました。

手数料が2割というところが中心で、これだと仮に100万円を調達しても手元に残るのは80万円ということになり、少額であるがゆえこのインパクトは無視できないものになります。

今回の都の取組は、この手数料を利用者に替わって都が半額(上限30万)負担することで、クラウドファンディングの手法を活性化していこうというものです。横浜市や大阪市などで前例があります。

半額で上限が30万円ということは手数料60万円、手数料2割で300万円までの資金調達が想定されているようです。また、年度内に想定されているのは100件で、手数料負担に用意された予算は3,000万円とのこと。

この金額設定で、利用者にとってどれくらいのインセンティブになるかはなかなか測りかねるところですが、想定件数と予算規模から今年度は試行段階と言えます。

記者会見で大々的に発表されたものの、ネットメディア等を見渡してもあまり大きな話題にはなっていないので(苦笑)、ぜひ一人でも多くのクラウドファンディング利用者の目に留まればと思います。

具体的な応募方法などは、予定されている専用サイトの開設をお待ち下さいませ。

平成29年度新規事業 クラウドファンディングを活用した資金調達支援事業開始について
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/09/22/09.html

黎明期からクラウドファンディングという手法に注目してきた立場としては、今回の都の方向性を支持するものですが、一方で

「行政が一部の事業者にお金をバラまくのはいかがなものか」

といったご指摘・ご批判もあるかと思います。ぜひ色々な意見をお寄せいただければ幸いです。次年度以降の予算・政策に反映できるよう、議会側からも調査検討をしていきたいと存じます。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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