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攻めに攻めた政策目標!「数値」と「期限」を明記した小池知事の実行プランが画期的

日々のこと

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

昨日は年内最後の知事記者会見ということで、かねてから作成が進んでいた「実行プラン2020(仮)」の全容が発表されました。

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(概要版PPT)

詳細や全文はコチラから↓
http://www.seisakukikaku.metro.tokyo.jp/actionplan_for_2020/index.html

正直なところ、就任まもないことや制作時間も非常に限られていたこともあって、そこまで踏み込んだものは出てこないのではないかと予想していました。が、それは良い意味で大きく裏切られました。

何より都政にとって画期的だったのが、ほぼすべての政策に明確な「数値目標」と「期限」が明記されたことです。

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こうした大枠の数値目標はもちろんのこと(GDPはすごい高い目標だ!)、

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障害者福祉や女性活躍から、

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インフラ整備にエネルギー施策など、広範な範囲に渡って隙間なく数値目標と期限がわかりやすく(重要!)記載されています。

「え、そんなの当たり前じゃん…?」

と思う方が多いかもしれません。ハイ、民間企業であれば当然のことです。しかしながらこれまでの都政では、なかなかこうした「当たり前」のことが行われませんでした。

たとえば前知事時代に策定された「東京都長期ビジョン」を見てみましょう。

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数値目標も皆無ではありませんでしたが、部分的にいくつか設定されているのみ。あるいは設定されていたとしても、

「広範的なシェアサイクルの展開(2020年まで)」

といったような、定量的な検証が難しい形になっているケースが多く見られます(敢えてそうしているのだと思いますけど)。

あるいは議会質問などで、私が何度も施策の数値目標やその達成期限を訪ねても、

「具体的な数値や日程は設定していないので、答弁できません」

と言われることも多々ありました。結局、「中長期的に検討」とか「早急に」みたいな言葉でごまかされるんですよね…。

言うまでもないことですが、数値と期限を掲げるということは、それに対して大きな責任を負うということになります。

検証する側も定量的な分析が可能になりますから、非常にクリアな結果が突きつけられることになるでしょう。

今回の知事はそれだけの「覚悟」を持ってこのプランを示されたということで、率直にこの点は高く評価したいと思います。

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内容についても、東京都長期ビジョンに明確な優先順位をつけつつ、選挙の時から掲げている無電柱化などの「小池色」を随所に散りばめたものになっています。

詳細版については今後、私も都議会議員としての立場から細かく検証し、議会での政策提言を行っていく所存です。

冒頭にリンクした概要版PPTは、専門的知識がなくても読みやすく作られていますので、ぜひ皆さまもご一読をいただけますと幸いです。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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