もっと、新しい日本をつくろう

これまでの「若者ムーブメント」の失敗から、インディーズ若者政党立ち上げをアレコレ考える

日々のこと

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
私の当面のテーマは

「他人にタクト(指揮棒)を預けない」

です。
政党の枠組みや著名人の知名度に頼った政治活動では結局、
外部要因でいとも簡単にすべてが崩れてしまうことが痛いほどわかりました。

なので現時点では、既存政党のどこかに所属するというより、
自ら新しい政治勢力・インディーズ政党(政治団体)を創れないか検討しています。
そのキーワードの一つはやはり

「世代(あるいは若者・子ども)」

になるでしょう。
かつての所属政党ではいずれも、もっと若者・子ども向けの政策や
ブランドイメージを全面に打ち出しましょう!と提案し続けて来ましたが、

「重要ではあるが、それだけでは選挙に勝てない」
「世代間対立を煽るのは本意ではない」

などの理由で却下をされてきました。
だいたい既存政党は同じような姿勢で、

「総花的に良いことを言ってるけど、結局若者は入れるところがない」

という状態が続いていると言えます。

もちろん、これまでもいま現在も、
若者向けの政治活動や団体、勉強会などは無数に存在します。

しかしそれらがイマイチ大きなムーブメントにならなかったり、
あるいは既存政党・政治家が

「そんな政策・理念・組織を打ち出しても、世代間対立を煽るだけ!」

と思い込んでしまうのには、
いくつかの明確な原因(敗因)があります。

1. 参加主体を「若者」に限定してしまう

もっとも多いのが、このパターンですよね。

「われわれの若い力で社会を変えよう!」
「立ち上がれ、将来世代!」

と声を上げて活動するのは良いのですが、
参加者・メンバーを若い世代に限定しているケースが散見されます。

こうした組織・運動では、持続性がありません。
単純な盲点ですが、人は必ず年を重ねるからです。

メンバーを限定する(あるいは限定しているように見える)ことは、
多様なメンバーの新規参入を妨げ、そして構成メンバーも確実に年を取り、

「われわれ若者のため!キリッ」

という掛け声が使えなくなるとともに、
年齢と共にそれぞれに事情を抱えてくるわけですから、
やがて運動は下火になっていきます。

2.政策主体を「若者」に限定してしまう

これもありがちな失敗です。
「若者のための政策を!」とスローガンを掲げ、
高齢者世代との二項対立にしてしまう(あるいはそう見られてしまう)パターンです。

しかし考えて見れば言うまでもなく、
若者・子ども世代に投資する政策は、社会全体の利益になり、
高齢者を持続的に支えていくためにも当然に必要なものです。

このあたりを丁寧に説明し、ブランディングをしていくことで、

「若い世代と、それを応援したいと思っている上の世代」
「このままじゃどう考えても社会は危ないと感じている高齢者世代」

から支持を集めることが可能になり、
より広く・継続的な活動ができるようになるはずです。

3.明確な目標がない

最後はこれ。
若手議員の集まりなども沢山ありますけど、
特に「目標」がないので政治ムーブメントにはなりません。

交流や勉強に意味がないとは言いませんが、
そうこうしているうちに参加者が年齢を重ねて、
自然に解散してしまうという組織が大半です。

かたやデモのような市民活動に限界があることは、
奇しくも先の安保国会やその後の内閣支持率が示す通りです。

●地域政党であれば、「特定の自治体で首長のポスト+その議会の過半数」
●国政を目指すのであれば、「○○議席以上獲得し、与党への協力と引き換えに政策を飲ませる」

などの明確過ぎる政治目標がなければ、組織を飛躍させ、
実際に社会に変化を起こすことはできないと考えられます。

以上の裏を返しますと、

●参加主体を若者に限定せず、
●「社会全体のため」という観点から、将来世代のための政策を丁寧に打ち出し、
●選挙における議席数を獲得目標とした組織をつくる

ことが重要であると言えそうです。
もちろん言うは易し、行うは難し。

本当に、ほぼゼロからのスタートです。
無所属という立場を利用して、これから様々な方々にお会いしながら考え、
実際に行動するところまで落とし込んで行きたいと思っています。

「こんなアイディアはどうだろう?」
「この人とコラボしてみては?会いに行ってみては?」
「むしろ、私もその活動に協力したい!」

などのご意見・ご意思がある方がいらっしゃれば、
ぜひともご一報ください。どんな小さなアイディアでも、
何が生まれるかわからないものです。

おときた駿事務所 ご連絡フォーム
http://otokitashun.com/contact/
※各種SNSからの連絡もOKです!

目指すはスペインの若者政党・ポデモスのような番狂わせ?!
とにかく無謀とも言える大胆な行動をし、風を起こしてみたいと思います。

参考:スペインで若者政党が支持を集めている理由
http://blogos.com/outline/155082/

3755718488843
(ポデモスの党首的な人。37歳・学者)

ただ本当に、具体的な話がいまあるわけではありません。苦笑
皆さまからもご指導ご鞭撻、よろしくお願い致します。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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