ひらけ、東京!!

平成27年11月19日 総務委員会質問内容(2)

委員会, 議会活動

◯おときた委員 私からは、工事監査について、簡潔に二点だけお伺いをいたします。
 監査委員の職務権限の一つに工事監査がございます。平成二十六年は、対象となる工事一万五千六十七件のうち、約一割に当たる千五百五十八件に対して監査が実施されており、空調設備のサイズが過大になっていた例や、補強材の取りつけ方法の誤りなどを指摘した例が報告されています。
 そこでまず、工事監査とは、そもそもどのような監査か、どのような根拠法に基づいて業務内容が規定され、監査を行う権限が付与されているのかを伺います。

◯副島監査担当部長 工事監査は、都が行う工事等を対象といたしまして、計画、設計、積算、施工等の各段階において、技術面から工事が適正に行われているかどうかを主眼とし、合規性はもとより、経済性、効率性、有効性の観点にも留意して実施するものであります。これは、監査委員の職務といたしまして、地方自治法第百九十九条の規定に基づき行う監査の一つでございます。

◯おときた委員 計画、設計、積算、施工等の各段階において工事監査を実施するということで、非常に幅広い範囲が職責だということがわかりました。
 さて、今般、くい工事における大規模なデータ転用が発覚したことが大きな話題となっています。残念ながら、都有施設においても、くいデータ転用が認められた案件が発覚しており、現時点では安全性に問題はないとの調査結果が出ているものの、都民からは多くの不安の声が上がっています。
 もちろん、日本中の専門家が見抜けなかったことですから、現行の制度上では、行政サイドのチェックで防止するのは困難であったことは認識されているところですが、監査によって見抜くことはできなかったのかと、そういった意見があることも事実です。
 工事監査における計画、設計、積算、施工でいうと、こうしたくい工事に関連するのは施工の部分に当たるかと思いますが、そこで改めて、工事監査の施工の分野ではどのような監査が行われているのかを伺います。

◯副島監査担当部長 工事監査の施工の分野では、都における工事につきまして、発注者である各局の監督員が行う指導監督が、法令に基づき適切に行われているかを事後的に監査するものでございます。
 具体的に申しますと、例えば工事記録写真を審査し、地面を掘削したときに崩落防止が施工されているか、高所作業時における転落防止措置が確実に実施されているかなどの安全管理面や、提出書類を審査し、産業廃棄物や建設副産物が適切に処理されているかなど手続面を検証するなど、さまざまな観点から監査を行っております。

◯おときた委員 工事監査の役割は、施工業者を直接監査するのではなく、発注者である各局が行う施工管理が適切に行われているかを事後的に監査するということだと思います。
 私も、本事案が発生してから、ゼネコン、サブコンの方々、現場の方々とも意見交換を行いましたが、今回のようなケースでは、第三者機関を設置するなどして現場レベルでの立ち会いを行うことや、事業者側の自助努力なくしては解決できないということがわかりました。改めて、都の工事監査は適切に行われていたということだと思います。
 最後に、繰り返しになりますが、今般の問題は、工事施工中のまさにくい打ち現場での対応が課題ですので、現在、既に国土交通省が検討会を立ち上げたとの報道も出ており、原因究明と再発防止の徹底に向けての対応が注目されるところです。
 東京都は、国と連携した対応を図るとともに、監査事務局としては、今後とも各局の取り組みをしっかりと監査していただきたい旨を申し上げまして、私の質問を終わります。

◯加藤委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯加藤委員長 異議なしと認め、事務事業に対する質疑は終了いたしました。
 以上で監査事務局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後二時二分散会

おときた駿、人生初の著作、ついに発売決定!!
前代未聞のエンタメ政治入門本

「ギャル男でもわかる政治の話」

Amazonで購入する

ギャル男でもわかる政治の話
おときた駿

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 33歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

友だち追加
twitter @otokita
Facebook おときた駿


Tags:

ページトップへ